『ロシア・ウクライナの影響』(衆議院議員 辻清人さん)

今回の『対談!えびさわけいこが聞きました』は、
衆議院議員の辻清人さんです。
ロシア・ウクライナ問題についてお話を伺いました。


えびさわ:文京区議会議員えびさわけいこ
辻さん:衆議院議員 辻清人さん


対談の様子はこちらからご覧いただけます

 

-話せる言語は3.75カ国語!?

えびさわけいこ(以下えびさわ):おはようございます。今日は辻清人衆議院議員にお話を伺います。
辻議員は17歳まで海外でお過ごしで、大学院でも国際的な勉強をしていたということなので、今日はロシアとウクライナの問題についてお伺いできればと思います。まずは先生の自己紹介をお願いします。

辻清人さん(以下辻さん):改めまして、衆議院議員の辻清人です。今自民党に所属している4期目の国会議員でございます。
えびさわ先生とは10年前に私が東京2区から衆議院議員選挙に出る際に一緒にお仕事をさせて頂く機会がありました。人生の半分を海外、主にカナダとアメリカとスイスで過ごし、今主に外交や安全保障、経済関係を中心に国会でやらしていただいてます。今日はよろしくお願いします。

えびさわ:よろしくお願いします。4ヶ国語を喋れるでんすよね。

辻さん:4ヶ国語…最近はフランス語まではこんな感じでやれるんですけど、ドイツ語は使う機会をもっと増やさないといけないと思っていて、3.75言語ぐらいかなと思っています。経歴に偽りがないようにと思っています(笑)。

 

-ウクライナへの経済支援

えびさわ:昨今、ロシアとウクライナの問題がかなり大変なことになっておりますが、国としてウクライナにどのような支援をしていこうとしているのか、教えていただけますか。

辻さん:2月24日にロシアがウクライナに侵略しまして、こういう形で戦争が始まるということは本当に予期せぬ人が多かったと思っているんです。ただ日本も含めて、G7の国々、また多くの国々がリアクションを非常に早くした。我々が真っ先にしたことが、勿論非難声明等は出したのですが、ウクライナ側に立って必要な物資を送らないとという事で、2週間以内に自衛隊法に基づいて防弾チョッキや身を守るために必要な物資を提供した。これは今まで日本として提供したことがなかったんですよね。なぜかというと戦争に関わるから。

日本は憲法に基づいてそういう事には関わらないという事で、実際一部の方々からは批判されたんですが、攻められている側としては命を守らないといけない。だから戦争をするのではなくて戦争から命を守るという事で、そういった物資や日用品など日々に必要な物資を継続的に支援しています。

あとはお金ですね。色々な資金提供をしているので純比較はできないんですけれど、G7の中でも日本の経済規模(世界3位の経済大国ですから)に見合ったことをこれ程迅速にやった、それに関してはゼレンスキー大統領をはじめウクライナの方々からも非常に感謝されています。

-文京区のウクライナ支援

えびさわ:私も自治体として何かするべきじゃないかということで、2月の補正予算の時にすぐに区長に提案をし、文京区として募金を集めたりライトアップをしたりさせて頂いたのですが、そのあとにすぐ辻先生が区長に直接お電話をして、避難民の受け入れを話してくれたと聞きました。どんな風な形で文京区が受け入れることになったかそのあたりも教えて頂けますか。

辻さん:文京区には私からも非常に感謝をしています。実は文京区と渋谷区、東京23区ではこの二つの行政府が、難民を受け入れますよという協定を交わしているんですよね。今回は〈避難民〉の話なんですが、文京区も普段からそういう意識があるから、受け入れていただけますか?という事をかなり早い段階でお願いしたんですよ。

えびさわ:すぐ電話してくれたという話を聞きました。

辻さん:総理と話した直後の事でした。文京区はかなり積極的で、区として保有しているマンションがあるから、そこにだったら入れるよという事でですね。実際1600人ぐらいの避難民が全国に来ていて、300人以上が東京に、そしてそのうちの何人かが文京区にいます。実は私もウクライナの方が文京区に避難する際、個人的に関わったエピソードが何個かありまして、その経験を経て感じたことを申し上げますと…今世界には、このウクライナ・ロシア問題以外にも戦争の火種が山ほどあります。

世界は今非常に緊張した状態にあるから、区・都・国など問わず政治家や、、国や地域の事を考える人間がもっともっと頑張らないといけない。本当に守らなければいけないものを守るためには大変な時代だと改めて思いました。

えびさわ:外交のプロでいらっしゃる辻先生に私たちは本当に期待をしているし、政治家の1人として私も頑張らなきゃいけないと勿論思っています。少しでも何かできればということで、今文京区ではクラウドファンディングで難民の方に募金ができますので、ぜひチェックしていただきたいです。

-ロシアへの経済制裁と物価高騰

えびさわ:ロシアへの経済制裁に関してはどのように考えていらっしゃいますか。

辻さん:最初にこの戦争が勃発した時、多くの国々がロシアからエネルギーをもらっていたんですね。日本も石油や天然ガスを輸入しているので、最初制裁を躊躇していたんです。ただヨーロッパが身を切る気持ちで、経済制裁をしていることを受け、日本も金融制裁(例えばロシアの方々が日本に保有している資産を凍結する)あと輸出入で、600品目以上のものを輸出入できなくする、それだけでもかなり大掛かりなんですが、それ以外に人の往来に関して制限をかけました。ロシアも黙っていなくて、何かをされたら何かをするんですが、特に日本と価値を共有する世界の多くの国々は一緒に制裁をやっています。我々としてはロシアの孤立を進めるためにも色々な国々と連携をして、外交を通じてロシアがこんな事をするのが馬鹿馬鹿しいと思ってくれるまで経済制裁をやり続けたいなと思っています。

えびさわ:ただ我が国で一番問題になってるのは、物価と原油の高騰ですよね。

辻さん:それも全部絡んでいてですね。日本以外にも世界的なインフレの一つのきっかけというのはウクライナの事案なんですね。全て世界は繋がってるんですよ。国も補助金を出していますけれども、今皆さんの生活にとって食料も高いガソリンも高い。ロシアを傷つける事で自分たちも傷つけることにもなるので難しい。だけど、それでもロシアの暴挙を許すわけにはいかないんですよ。

 

-地方自治体と国の連携の重要性

えびさわ:そうですね。なんとかして外交で平和を取り戻していただきたいと思うし、そうして行くべきだと思います。国から特別給付金をすぐに出していただいたので、文京区も給食費や高齢者施設・障害者施設の食品やガソリン代の補助などをさせていただきました。少しでも皆さんの生活が今までどおり維持できるようにしていきたいと思っています。

辻さん:年金や社会保障をやっていくのは国の仕事ですが、現場で文京区民の微調整をするのは文京区の仕事なのです。そういう点では今回の特別給付金も色々話を聞かないと我々もわからないので…。

えびさわ:本当にすぐにやっていただいたので、2回補正組んでやりました。

辻さん:これからますます、そういう連携を深めて行きたいなと思ってます。

えびさわ地方自治体があって、都があって、国があって、しっかり繋がっていて…、自民党ならではの意見交換ができることはありがたいと思ってます。

辻さん:ちょっとオフ・トピックかもしれませんが、国がやることは南は沖縄から北は北海道まで全体でやるので、どうしてもふわふわしているというか、国民一人一人の生活に直結させるには区議会などを通さないといけないんです。なかなか区の内部のことまでわからないので。

えびさわ:そうですね。こうして国会議員の辻さんとお話ができて、情報をもらえてそれを区におろしていけること、この繋がりができていることが何より嬉しいですし、きっとそれがこれからいろんなところに反映してくると思うので、これからもぜひこのような情報交換ができたらなと思います。

今日は勉強になりました。ありがとうございました。

 

ライター 木下絢美

現在、文京区ではふるさと納税の仕組みを活用し寄附金を募集しています。
皆さんからお寄せいただきました寄附金は、文京区内に避難してきた方々への緊急的な支援に活用するほか、UNHCR等ウクライナの方々への人道支援を実施している団体へ寄附を行う予定です。
ご協力をお願いいたします。

詳細は【文京区ウクライナ緊急人道支援寄付金】から


参考リンク