「すし作家」岡田大介さんに、食や命に対する思いを聞きました。

岡田さんとえびさわ

「対談!えびさわけいこが聞きました」
今回は、「すし作家」という一風変わった肩書をお持ちの岡田大介さんに、
食や命に対する思いや、子どもたちへの食育について聞きました。


えびさわ:文京区議会議員えびさわけいこ
岡田さん:岡田大介さん


対談の様子はこちらからご覧いただけます

 

―「すし作家」ってどんな職業?

えびさわ:岡田さんは寿司店「酢飯屋」のオーナーであり、「すし作家」という肩書もお持ちです。どんな職業ですか?

岡田さん:僕は寿司職人として、20年弱くらいお店をやってきたんですけど、2~30年後を考えてみた時に、なんとなく先が見えるというか、想像がついてしまったんですね。

えびさわ:自分の未来が?

岡田さん:はい。

えびさわ:「もっと広げてみたいなあ」と思ったんですか?

岡田さん:お店を広げたいというよりは、20年の経験を活かして寿司職人だからこそできる、寿司や海、魚にまつわる色々な仕事をしていこうと思うようになりました。

 

―写真絵本『おすしやさんにいらっしゃい!』に込めた思い

えびさわ:その一つが、2022年に「第27回日本絵本賞」を受賞した『おすしやさんにいらっしゃい!生きものが食べものになるまで』ですね。

岡田さん:そうですね。これを作った時は「すし作家」とは名乗っていませんでしたが。

でもこの本が人気評価を頂いて。僕は作家さんに対して「何をしてもいい」「やりたいことをやっていく」というイメージを持っていました。逆に言うと、寿司職人には「毎日この店でお店を守ってなきゃいけない」という硬いイメージがあったので、もっと自分のやりたいことを広げていきたいと考えたわけです。

えびさわ:お店から外に出て、海やお客様など出会う人のそばに寄り添うという感じですか?

岡田さん:そうです。

 

―僕たちは「命」を食べて生きている

えびさわ:この本を読ませていただくと、お魚を釣ってさばいて、口に入るまでの過程を説明していらっしゃるんですけど、岡田さんが考える食育が描かれているのでしょうか。

岡田さん:この本のサブタイトルは「生きものが食べものになるまで」です。自分たちが食べているもので、生きていないものは2つしかないんですよ。

えびさわ:何ですか?

岡田さん:塩と水だけ生きていない。

えびさわ:息をしていないということですか?

岡田さん:生命体じゃないということですね。ということは、塩と水以外は全部もともと生きものだったということですね。

えびさわ:命がある。

岡田さん:そうですね。お米の一粒一粒、調味料もね。それでお寿司を握ったときに、お寿司が命の塊に見えたんですよ。「どれだけの命を一回で食べているんだろう」と。そんな風に「寿司っていう食べ物じゃなくて命の塊なんだ」という見方をし始めた時に、「いただきます」「ごちそうさま」を言うことで、本当に命をたくさん食べて毎日生きているんだなっていうのを改めて伝えなきゃいけないと思いました。

えびさわ:確かにそう思います。

岡田さん:でも、お店で命の話とかをしても、お客様はおいしいお寿司を食べに来ているわけだし、あんまりそんな話を聞きたくないじゃないですか。子どもたちにも命の話をしても「ふーん」みたいな反応で、「魚は生きてたんでしょ、知ってるよ」で終わっちゃうんですけど。

えびさわ:知識としては知っていても、実感を抱く機会はないかも。

岡田さん:だから写真絵本という形にして、魚を釣るところからお寿司になるまでのストーリーを描いたんです。まずは魚に対して美味しそう、かわいい、気持ち悪いとか色々な感情があって、一番最後に命のメッセージが出てくるんですけど、いきなり命のことについて触れず、お寿司を入り口にしているところがポイントです。「ごちそうさま」になる前のページに、「生き物は食べ物になって君たちの体の一部になる。私たちはたくさんの命でできているんだ」という言葉が出てきます。

えびさわ:いいセリフですね。本当にその通りだと思います。私たちはたくさんの命でできているんだっていうのを子どもたちに伝えたいということですね。

岡田さん:話しても全然聞いてくれないんですけど、絵本だったら読んでくれるし、ちゃんと子どもなりに解釈して理解してくれるんです。この絵本を読んだことをきっかけに、子どもたちになんかしら引っかかって動いてくれるというかね。

えびさわ:いいですね。私も「フーディングジャパン」というNPOを立ち上げていて、料理教室とかしているんですけど、その時も必ず「いただきます」「ごちそうさま」の話をして、「命をいただいたんだよ」という説明を必ずしているんですけど、やっぱりこの言葉を大事にしていきたいなって思っているので、この本に共感いたしました。

―食べものに触る、岡田流食育

えびさわ:岡田さんは食育の一環として「食べ物を触ってもらう」という話を伺ったのですが?

岡田さん:昔はよく「食べ物で遊ぶな」と言われていて、僕もそう言われて育ちましたけど、食べ物で遊んだ方がいいかと思っていたんですね。遊ぶっていっても、ぐちゃぐちゃ触ってぽいって捨てるんじゃなくて、食べる前の素材の状態を観察して、じっくりと触る。「こういう硬さなんだ」「こんなべちゃべちゃしてるんだな」と色んなことを感じて、その後に調理をして食べることに意味があるのだと思います。食べる側だけに立っていると、例えば「回鍋肉食べよう」という時に時にキャベツや豚肉、調味料などの原型まで遡ってたどるのにすごく時間がかかるんですね。

えびさわ:そこまでの過程にいろんな人が携わっている

岡田さん:そうです。なので調理の過程で食材に触って観察して、というのをやってもらうと、子どもたちはずっと興味を持って食材に触れているんですよ。魚離れとか言われていますが、実際は全然そんな風に感じないんですよね。みんなお寿司がすごく好きですし。

えびさわ:お寿司大好きですよ。

岡田さん:でも、子どもたちに魚を触ったことあるか聞くと、想像以上に少ないんです。なぜかというと、例えば魚屋さんで魚に触るとお父さんお母さんに怒られるじゃないですか。「商品なんだからダメだよ」って。水族館だとお魚を触ってもOKなコーナーはありますけど。

えびさわ:でもちょっとだけですよね。あとまあ窓越しというか。

岡田さん:食べるような魚はまず触れない。

えびさわ:そうですね。

岡田さん:魚を触る機会がないので、僕が釣った魚を小学校や教育機関に送って、それをまずみんなで観察したり触りまくる。そしてさばいて食べる。コロナ情勢によってはさばくところでまででしたけど、昨日の荻窪でのイベントではみんなで食べられました。

えびさわ:今度、私のNPOとか文京区の子どもたちにも開催してもらいたいです

岡田さん:もちろん。

えびさわ:ぜひ、それは楽しみ!話は変わりますが、岡田さんのお店では、自分で釣った魚しか出さないという噂を聞いています。

岡田さん:そうです。ここ2,3年ずっと、自分が釣った魚だけでお寿司を握るって決めています。なのでお店に来ても3種類しかないとかね。

えびさわ:その魚たちがどこでどうやって獲られて、お客さんの前に辿り着いたということが全部教えてもらえるっていうのは、すごく幸せなことですよね。

岡田さん:好きな方にとっては面白いし、そういう寿司屋さんが好きじゃないっていう方もいますよ。釣ってきた魚については、話せないことはほとんど無いですね。何でも聞いてほしいし、伝えたいです。

えびさわ:ぜひ文京区の子どもたちにもしていただきたいなと思います。楽しみにしてます。

―魚が苦手な子どもはどうする?

えびさわ:文京区では、「和食の日」を設けて、子どもたちに給食で和食を体験してもらえるように取り組んでいます。何かいいアドバイスがあれば。

岡田さん:和食、和食って定義とか決めていましたっけ

えびさわ:決めていないです。

岡田さん:和食には寿司以外の魚料理がたくさんありますけど、魚嫌いとか食べたがらない理由のほとんどは、骨と鱗があるからなんですよ。逆にいうと、下処理やチョイスする魚の種類で解決します。まずは骨がない魚を食べればいいんですよ。

えびさわ:骨がない魚ってあるんですか?

岡田さん:切り身になっている大きな魚とか。例えばカジキとかってもう骨ないじゃないですか。そういう魚を使った美味しい料理を食べていくというところからスタートしないと、1本でも骨があると「もう二度と食べない」というモードになりがちです。「そんなことをしていたら、骨が取れない大人になっちゃうじゃないですか」ってたまに言われるんですが、大人になったら取れるようになりますから、大丈夫です。

えびさわ:そうですね。嫌いじゃなくて興味を持って好きになって食べてみるって感じですね。

 

岡田さん:魚を好きになるところが大事なので、いきなりサンマとか出されても、それは大人でも大変なわけですから。最初は骨なしのカジキのようなもの、次は金目鯛の煮付けのような、骨を数本抜けば食べられるものがおすすめです。自分で抜く体験も必要ですし、だんだん慣れながら小骨の多い魚に挑戦していけばいいと思います。大事なのは魚を好きになることなので。

えびさわ:それは目からウロコです。魚イコール骨があるものだと思っていたので、ひと工夫するだけで魚が苦手な友達に良い体験をさせてあげられるなと。私もほかの人に伝えていきたいと思います。また今後もアドバイスいただけますか?

岡田さん:もちろんです。お魚とか海とかそういうことならば僕の知識が足りるものがあれば。

―食育の実践 子どもたちと魚で遊ぼう

えびさわ:子どもたちと一緒に釣り体験とかもできちゃったりします?

岡田さん:それはやりたいですね

えびさわ:本当ですか?

岡田さん:今週末も佐渡島で、みんなで釣りをしてでさばいて寿司にするまでを体験するイベントを予定しています。なかなか釣りからだとハードルも高いですが、やりたい。

えびさわ:まずは、お魚に触る、魚で遊ぶ体験から一緒にやらせていただいていいですか?

岡田さん:そうですね。そこからですね。

えびさわ:本当にありがとうございます。ぜひお店に行きたいと思うので、皆さんもぜひ『おすしやさんにいらっしゃい!生きものが食べものになるまで』を読んでみてください。今日はどうもありがとうございました。

ライター 宮永加奈子


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住民の立場ならではのお話(文京区在住の会社員 伊藤 良弘さん)


今回の『対談!えびさわけいこが聞きました』は、
ご紹介いただいた文京区在住の会社員 伊藤良弘さんから、
住民の立場ならではのお話を伺いました。


えびさわ:文京区議会議員えびさわけいこ
伊藤さん:会社員 伊藤良弘さん


対談の様子はこちらからご覧いただけます

 

治安の良さが文京区の魅力

えびさわ:生まれてから45年間、伊藤さんは文京区に住んでいらっしゃいますが、文京区の印象はどういう感じですか。まず良いところから教えていただけますか?

伊藤さん:長所は、まず治安がすごくいいところかなと思います

えびさわ:ありがとうございます。文京区は実はすべての小学校に防犯カメラを設置していて、公園にも防犯カメラを付けるように進めているのですね。来年再来年辺りには全ての公園にも防犯カメラを付ける予定なんです。治安はすごくいいと思うのですが、残念なことに特殊詐欺もすごく多いのですよ。ご存知ですか?

伊藤さん:そうですね。富坂警察署からもいろいろと連絡もあります。

えびさわ:富坂警察の地区に住んでいらっしゃるのですね。

伊藤さん:そうです。特殊詐欺に気を付けるよう、警察署から注意されています。

えびさわ:なので、皆さんに特殊詐欺防止のための「自動通話録音機」の無償貸出しをしているのですが、去年は2000台ぐらい貸し出しました。ただそれでもまだ特殊詐欺がなかなか減らないので、何かいい案がないかなと思っています。やっぱり地域の繋がりですかね

伊藤さん:治安はいいのですが、長く定住する方が少ないので横の連携がなかなか難しいですよね。なので、地域のイベントやお祭りなどには積極的に顔を出すなど、町内会があれば活動することはすごくいいことなんじゃないかなと。

子どもを取り巻く環境 コロナ禍のなかで

えびさわ:最近ではお祭りもコロナでなかなかできなくて、地域のつながりがさらに薄くなっているように感じます。伊藤さんはお子さんもいらっしゃるのですよね。学校の環境はどうですか

伊藤さん:学校ではタブレットを支給してくれているので、ZOOM(ズーム)とかで授業を受けている子どもの様子を見かけますね。友達同士の遊び方が変わるかなと思ったのですが、そこまで大きく変わることはないですね。友達同士で約束して公園で遊んだりはしています。先ほどお話した治安の部分につながるのですが、親としては安心して場所が分かる範囲内で遊んでいることがすごく良かったかなと思っています。

えびさわ:ありがとうございます。何年生ですか。

伊藤さん:現在は4年生ですね。

えびさわタブレット重いとか言ってませんか

伊藤さん:まさに今日、2学期がはじまって(対談日は9月2日)、久しぶりにカバンを持った時に、「ちょっと重い」って言ってましたね、そういえば。

えびさわ:最近、子どもにそのことをよく言われるのでどうなのかなと思って、聞いてみました。

伊藤さん:タブレットだけに話がいくと、問題点が一つだけあるかなと思うのは、あのケースがないんです

えびさわ:「ケースがない」とは、具体的にお願いします。

伊藤さん:なので、独自に親が揃えてあげるのですが、どうしてもそこには個人差がある。もちろんそのままで持ってくる子どももいますが、壊したりしちゃうので、ケースに入れる子がほとんどです。その重さも含めて、ランドセルに入りづらいですよ。

えびさわ:よく言われます。

伊藤さん:そこら辺がちょっとした問題ですが。

えびさわ:タブレットと教科書の両方を持って行くのがすごく重いって苦情もあるので、早急に電子教科書っていうのも進めていかなきゃいけないなとは、課題として感じてはいます。しかし、そこに至るまでにいくつかのハードルがあって、なかなか議論も先に進みません。子どもたちのためにもってそういうのはすべてやってみたいなと思ってはおりますが。

子どもを取り巻く環境 放課後のすごしかた

えびさわ:そういえば、お子さんは4年生だと伺いましたが、育成室は卒業したのですね。

伊藤さん:そうですね、去年で卒業しました。水道育成室にいたのですが、すごく先生にも恵まれて。

えびさわ:良かったです。

伊藤さん:1年生から3年生までで卒園で、途中で抜けた子たちとも仲良くしていました。また、自分も地元なので、小さい時からそこには行き慣れている場所ですから、自分も行き慣れてる場所ですからすごく安心して、はい。

えびさわ今育成室に入れない子たちがすごい多いのでそこが一つ文京区としては課題だなあと。子どもたちの放課後のあり方も、これから変えていかなければいけないと考えてはいるのですが。育成室をただ増やせばいいじゃなく何かもっと他の方法が、アフタースクールとかいう考え方もあるのでそういうことができたらいいなと、思っています。

伊藤さん:下の子が5歳なので、来年には1年生。まさに育成室をどうするかって話をしているところです。

えびさわ:そうですよね。育成室の施設が足りないので、学校から出て他の場所に行くのも、1年生がランドセルを背負って遠くまで行くのもどうなのかな、とすごく感じています。そして、学校の中で放課後を過ごせる仕組みを作っていきたいとは思っているのですが、ぜひその辺はどうしたらいいか、ご相談させてください。以前、他の自治体でアフタースクールを見学させていただいて、文京区でも何か似たようなことが出来たら、と考えています。

スポーツが活発にできる場所を

えびさわ:他に文京区の問題点はありますか?いいところでも悪いところでもいいのですが。

伊藤さん:そうですね……。学校のことだけで言えば、運動不足なのは子どもたちを見ても明らかなので。プールも2か所しかなくて(区全体で一般開放しているプールの数)、ようやく上の子が運よく入ったので良かったのですが、なかなかそういうスポーツがふだん活発にできる場所の土壌が少ないんです。

えびさわ:その件は、たくさんの方からお声を聞いております。区内には体育館も大きいのが2か所。他にスポーツセンターが1か所ありますが、できれば学校の体育館も開放したり、学校内のプールを上手に活用したり、大学さんにも協力していただいて文京区のすでにある資源をもっとうまく利用できたら、区民の方にもっと快適にスポーツをしてもらえるのかなと思うのですけど、その辺も考えていてどうですか?

伊藤さん:そうですね、ぜひお願いしたいと思います。

えびさわ:ありがとうございます。

伊藤さん:ちょっと調べると年齢制限があり、そのため子どもがスポーツクラブに入れないことも結構あるので、その点もお願いしたいと思います。

えびさわ:「スポーツを嫌いにならないでほしいな」って気持ちで、今、小学生に向けてかけっこクラブっていうのと体育塾をやらせていただいてるんですけど、スポーツが嫌いにならないでほしいなっと。私自身がバリバリの体育会系なのですごい思っていて、なので子ども達にこう体力スポーツをする場所をなんとか提供できたらいいなと思うので、文京区の子ども達は、東京都の平均でみると学力が圧倒的に高いんですよね。だけどスポーツはなぜか平均よりも低いのでこの辺の体力を上げていく文武両道の教育ができたらいいなと考えています。また、お話をぜひ聞かせて頂けますか?あと、何かありますか、「こんなところが変わってほしいな、文京区」みたいな。

伊藤さん:変わってほしいな、文京区……そうですねぇ。

えびさわ:結構満足しているのですね、45年住んでいて。これからも頑張って参りたいと思いますので、よろしくお願いします。

 

ライター 乙部 雅子


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えびさわけいこ通信49号(区政報告/令和5年冬号)

 

こんにちは、えびさわけいこです。

「えびさわけいこ通信49号」
(区政報告/令和5年冬号)を
お届けいたします。

※えびさわけいこ通信は、区民の皆さんに関連の深い情報をわかりやすくお伝えする区政報告です。えびさわけいこ独自の視点でピックアップして、定期的に配布しております。

 

 

1. 電カ・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金等について

①18歳未満のすべての子どもに3万円を給付(子ども応援臨時交付金)
②世帯主が「75歳以上」の世帯で、住民税均等割のみ課税世帯に対し、1世帯当たり3万円を給付

2. 18歳まで医療費が無償化されます

今までは中学生までだった医療費の無償化を拡大していきます。(令和5年4月1日から予定)

3. 大塚地域活動センターがリニューアルオープン

都バス車庫跡地にできる中央大学の敷地に「大塚地域活動センター」・「保育園」・「図書取次コーナー」などが設置されます。(令和5年4月)


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えびさわけいこ通信48号

 

こんにちは、えびさわけいこです。
えびさわけいこ通信48号(令和4年秋号)をお届けいたします。

1. 子ども応援臨時支援金「3万円」を給付(区独自)

文京区では物価高騰等の影響を考え、18 歳までの「すべてのお子さん」1人につき3万円を給付します。
※申請書は12月以降に配布予定です。

2. 高齢者見守りあんしんライト事業をスタート

65 歳以上のひとり暮らしの方、また世帯全員が65 歳以上の世帯に対し、 「無料」で通信機能と一体化したLED 電球を設置します。 電球の点灯等が一定時間ない場合に家族等へ異常を通知します。

3. PayPayポイント最大20%還元事婁を実施

文京区商店街連合会がキャッシュレス決済によるボイント還元事業を実施します。
令和4 年11 月1 日~令和4年11 月15 日(大型店を含む)・・・・10%
令和4年11 月16 日~令和5 年1 月10 日(大型店を含まない)・・・20%

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第10回 上野の森マラソンを開催しました


えびさわけいこが理事を務めるNPO法人大江戸主催「第10回上野の森マラソン」を12月18日に無事開催いたしました。

多くの皆様にご参加いただきました。
記録はこちらからご確認ください。

どうぞよろしくお願いいたします。

子ども達の体力アップやこれからの体育の授業(スポーツひろば代表 西薗 一也 先生)

今回の『対談!えびさわけいこが聞きました』は、体育塾でお世話になっている「スポーツひろば」代表の西薗一也先生です


えびさわ:文京区議会議員えびさわけいこ
西薗先生:「スポーツひろば」代表 西薗一也先生


対談の様子はこちらからご覧いただけます

-「スポーツひろば」を立ち上げた理由

えびさわけいこ(以下 えびさわ):西薗先生は文京区で10年以上、私たちがやっている体育塾の先生をしていただいております。まずは西薗先生が「スポーツひろば」を始めた理由を教えてください。

西薗一也先生(以下西薗先生):第一の理由は、体育が苦手な子を救ってあげたい気持ちがあったからです。そもそも僕自身も体育を仕事としていますが、運動を好きになった理由を振り返ってみると、良い先生との出会いがそこにはありました。で、国語とか算数とか他の科目でも、好きになる理由の中で同じことが言えるんじゃないかな。

えびさわ:先生の存在って、子ども達にとって影響がありますよね。

西薗先生:ところが、体育が嫌いな子たちが想像した以上に多かったことを知り、苦手意識をなくしたいと思いました。その子にとって体育の1番いい先生になりたいとの想いをもって、始めたのがきっかけです。

えびさわ:私もバリバリな体育会系で、とっても大好き。うち父が体育の教員なのですよ。なので、良い先生に会えたおかげかなっていうのは心のどこかにあります。私も文京区議会議員になってから、子どもの中には体育が好きじゃない子が意外といる事を知り、体育塾を始めました。

-子ども達の体力の変化の原因は「3ない」

えびさわ:文京区で長年体育塾の先生をされていて、なにか感じたことはありますか?

西薗先生:体育塾に限らずっていうところではありますが、授業を行っていて子どもたちの体力の低下は間違いなくあると思います。原因のうちの一つは、子どもたちの遊びの時間にもあるのでは。そこに対して『3ない』って言われるものがあって、まず「遊ぶ時間がない」

えびさわ:みんな塾行きますからね。私立の中学受験をする子どもが増えていますので。

西薗先生:それから「場所がない」

えびさわ:公園が少ないですからね。

西薗先生:であとは、「友達がいない」
一緒に遊ぶ友達が少ない点が原因のうちの一つにはなっています。運動する機会がどんどん減ってきている。
『3ない』とは別に、時代による遊びの変化もありますね。幼い頃はこまやメンコで遊んでいましたが。

えびさわ:メンコもしていたのですか?

西薗先生:僕はやっていましたよ、こまも回していましたし。あと女子だったらゴム跳びとかしていませんでした?

えびさわ:少しはやりました、懐かしいです。

西薗先生:ああいう風にして体を動かす遊びが主流だったのに、今の子ども達ってどちらかというと体を使わない遊びが多いですよね。

えびさわ公園にいてもゲームをやっているし。

西薗先生:体育館で働いている知り合いが言うには、子ども達が集まってきて館内でもゲームをやっている(笑)。

えびさわ:体育館でもゲーム⁉それは初めて聞きました。

西薗先生:遊び方が変わった点が、すごく大きいなあと思います。昔の遊びって言われるものって結局習得型なのですよ。例えば、こま回しや、メンコを叩きつけるのは、実力が上がらないと遊びにすら入れなかったのですね。まず、回せるようになるまでがすごく大変です。

えびさわ:出来るようになるまで、練習するわけですね。

西薗先生:コマの場合は、紐の巻き方から始まり……回せるようになるまで自主練です。出来るようになって、ようやくスタートラインです。今の遊びって、買ってもらえればすぐに遊べる。修行の期間ってなくなったんですよね。今の子どもは忍耐力が足りないと言われてはいますけれども、蓄積されてきた技術がいらない遊びが主流になったことも関係あるかもしれませんね。遊び道具も、すぐに出来るようにならないものは、子ども達に人気がないそうです。だから、昔に比べるとずっと易しく丁寧な玩具が多いですね。

 

-成功体験の積み重ね

えびさわ:今、小学校の先生はすべての授業を教えなければいけないじゃないですか。体育の嫌いな先生もきっといると思うのですよ。体育塾でプロの西薗先生に教えていただくと、子ども達がのびのびするし、できるようになってその成果を実感しているように感じます。今後の体育は専科になっていくと予想をしていますが、その辺についてご意見をお願いします。

西薗先生:小学校の先生は全教科を担当されるので、本当に大変だと思います。で、そこに対して批判するどころか、先生の皆さんに対してリスペクトしているのですが。

えびさわ:時間がない中でも、ものすごく一生懸命やっていただいていつも感謝しています。

西薗先生:授業の工夫もされて一生懸命なのですが、できない子への対応がどうしても……なところがありますね。集団で授業をするので、仕方がないですが。だからこそ、我々のような専門家が学校教育の中に入っていくことで、少しでも体育が苦手な子ども達を救っていけるのではないかと思っています。そういう訳で、専科に関しては僕も賛成ですし、逆にプロが子ども達を教える様子を先生側が見学し、学校教育の方に活かしていただけたらとも。

えびさわ:それはいいですね!現在、体育塾でも跳び箱の指導をして下さっているじゃないですか。先生の授業を見学して、手をつく場所を跳び箱に線を引いて教えていらっしゃいますよね。ああいうコツを子どものころに教えてもらっていたら、きっと跳び箱が嫌いになる子がもっと少なかったのでは。一段目からの横跳び箱は、学校ではあまり習わなかったので、びっくりしています。

西薗先生子ども達って、出来なければつまらないんですよ。それだったらレベルはとにかくまず一旦落としてあげることがすごく大事で、易しくなると「あっ、出来るんじゃないか」って。

えびさわ:そう、成功体験が大事なんですよね!

西薗先生:その成功体験こそが、できないことを乗り越えてやろうって原動力につながってくるので、その体験のベースが積み重ならないと、努力が無駄なんじゃないかと考えてしまいがちです。

えびさわ:ずっと出来ないままだと、不安な気持ちになっちゃいますよね。

西薗先生:努力して達成した経験が増えていけば、たとえ苦手なことにぶつかっても子ども達が頑張れるようになります。そういった意味では体育は自分の体で表現する科目なので、子ども達にとって、最も印象に残る成功体験が味わえるのではないかと思いますね。

 

-インクルーシブ教育であって欲しい

えびさわ:ありがとうございます。これからも、いろんな子ども達に体育を好きになってもらえるような指導をお願いしたいです。それから、先生は障害がある子のスポーツを教えていると伺っておりますが、未来の「スポーツひろば」はどういうところを目指そうとしていますか?

西薗先生:主に専門とするのは発達障害のお子さんです。発達障害がある子どもがすごく増えていることが現状ですが、通常級と支援級といった形でクラス分けするのではなく、同じ場で共に学ぶことが大事だと思います。そのためには発達障害の特性を、学校側がよく知ることも大切です。10年以上も発達障害者の指導を行っていますが、ちゃんと的確な指示さえ出せば、きちんと理解してくれるのですよね。もちろん時間がかかる子もいますが。僕も発達障害児の体育指導の仕方を、直接小学校に行って支援級の先生に教えています。

えびさわ:さすがです!

西薗先生:そこで感じるのは、先生方はあまり子ども達を褒めないのですよね。
特に発達障害のお子さんは先生の指示を聞くことに対しての、成功体験が少ないのですよ。
だから出来た度に褒めてあげるし、体育と同じように低いところからちゃんと始める。

えびさわ:先ほどの跳び箱のお話のように……ですね。

西薗先生:先生の話をきちんと聞けた成功体験が積み上がれば、ちゃんと話を聞けるようになるし。自然に褒めることができるように、日々子ども達のいいとこ探しに努めています。

えびさわ:いいとこ探しは素敵ですね!

西薗先生:常にいいとこを探そうとしていても、悪いところを先に見つけてしまうんですよね、人って。列に並べてないから早くしてくれとか、ちょろちょろしないで先生の話聞けとか。まずそっちを言ってしまうのです。そうじゃなくて……

えびさわ:ちゃんと出来ているときに「よく出来たね!」と。

西薗先生:うんそうだ!て感じで。悪いところを注意するのでなくて、いいところをちゃんと褒めてあげるだけでも、人はぐっと変わってくると思いますので。私はそこを一番大事にしています。

えびさわ:文京区も「個が輝き共に生きる文京の教育」という教育理念としてあげております。これからはインクルーシブ教育っていうのでしょうか、子どもの多様性を認める教育が大事だと思うので、是非子どもたちのためにこれからもよろしくお願いします。

西薗先生:今日も体育塾がありますが、こちらこそよろしくお願いします。

 

-今後の文京区の子ども達について

えびさわ:今後も西薗先生とも一緒に、スポーツを通して子ども達に体力をつけていきたいです。私たちNPO法人大江戸は、最初は私が陸上部だったので走り方を教えていましたが、西薗先生と出会ってから範囲が体育全般にひろがりました。体育が嫌いな子ども達が、少しずつですが苦手意識を乗り越える様子を目の当たりにして、本当に良かったと思っています。今では西薗先生に跳び箱やボール、そして縄跳びもご指導いただいていて、本当にありがたいです!そういえば、今はマット運動も教えていただいていますね。

西薗先生:振り返ってみると、いろんな種目を教えるようになりましたね。

えびさわ文京区では、今は1校でしか教えてもらっていませんが、できればもっと拡げていきたいと思っています。いかがでしょうか。

西薗先生:もちろんです。区内でも1か所だけだと、近くに住む子どもしか通えないことも。「場所が遠いので、行きたくても通えない」などの声も聞いたりするので、ぜひ体育塾を拡げていただいて、そこに私も行かせてもらえたらと思います。

えびさわ:これからも文京区の子どもたち、そして多くの子ども達のためにどうぞ頑張ってください。ありがとうございました。

ライター 乙部 雅子

 


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エビちゃんニュース 2022/12/10

 

こんにちは、エビちゃん(えびさわけいこ)応援隊です。
いつも、”えびさわけいこ”をご支援頂きありがとうございます。

10月の通信で案内した、
キャッシュレス決済ポイント「20%」還元事業について、
9月の議会でえびさわが「物価高騰を考えて昨年同様に30%還元にすべき」
と提案をし「30%」に変更となりました。

諦めずにこれからも要望をしていきます。

えびさわけいこは、これからも応援してくださる皆さんと一緒に、
文京区を「笑顔」の町にしていけるように全力で取り組んでまいります。

 


1)電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金等について

(1).住民税均等割非課税世帯等に対し、1世帯あたり5万円を給付
(2).(1)の給付金の対象外となる世帯のうち、世帯主が「75歳以上」の世帯で、
住民税均等割のみ課税世帯に対し、1世帯当たり3万円を給付。
※えびさわとしては、他区に比べて優しくない施策だと感じています。
75歳以上ではなく65歳にすべき、世帯主だけでなく全員にすべきと
要望をしましたが、受け入れてもらえませんでした。残念です。

2)18歳まで医療費が無償化されます。(令和5年4月1日から予定)

今までは中学生までだった医療費の無償化が拡大されます。
※東京都は制度開始から3年間は全額負担をするとしていますが、
その後は区市町村で半額負担するようにとしています。
23区としては、東京都の制度を延長するように要望をしていきます。

3)12月6日に大塚地区に子育て支援拠点「おひさま0・1・2」が開設しました

やっと大塚地区にも子育て拠点が開設されました。

4−1)えびさわけいこの「3連ポスター」ができました。

衆議院議員の区割りが変更され文京区は豊島区と一緒になり東京10区となりました。
東京10区の衆議院議員は「鈴木隼人」さんです。
ポスターの縦文字を思い切って「えび」にしました。
なかなか貼っていただけるところがないので、もし貼って頂ける方がいたらご連絡ください。
すぐにお持ちします。ご協力をよろしくお願いいたします。

4−2)YouTubeを始めました。「エビちゃんねる」をお願いいたします。

えびさわけいこがYouTubeちゃんねる「エビちゃんねる」を開設しました。
えびさわけいこが様々な方に話を聞きに行く「対談」や、大学生の質問に答える
「教えてエビちゃん」などを掲載しています。
是非、登録よろしくお願いいたします。


【お知らせ】『ひまわり会』令和4年の会員の募集をしています。

えびさわけいこ後援会『ひまわり会』は、”えびさわけいこ”の政治活動を支援する会です。
令和5年の会員の募集をしています。

すでの多くの方に入会いただき感謝しています。ありがとうございます。
「皆さまの声を区政に伝える」えびさわけいこを支援し一緒に活動をしていきましょう。
えびさわけいこ「ひまわり会」の公式ホームページからお申込みください

「人を思うことが出来る街へ」を目指して、これからも進んでいきたいと思います。

かけっこ教室と体育塾の新規受付を開始します

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かけっこ教室と体育塾の新規受付を開始します。

お申し込みと詳細は、NPO法人大江戸からお願いいたします。

えびさわけいこが理事を務めるNPO大江戸では、子どもたちの体力や運動能力の向上に力を入れています。

ロボットを社会インフラへ(株式会社ZMP代表取締役 谷口 恒さん)

今回は、「ロボットを社会インフラへ」をテーマにさまざまな製品を開発している
株式会社ZMPの谷口恒さんからお話を伺いました。


えびさわ:文京区議会議員えびさわけいこ
谷口社長:株式会社ZMP代表取締役 谷口恒さん


対談の様子はこちらからご覧いただけます

-文京区にあるロボットの会社

えびさわけいこ(以下 えびさわ):ZMP株式会社は文京区にある素晴らしい会社だと聞いたので、興味を持って伺いました。谷口社長の自己紹介と、この会社を作った理由を説明していただけますか。

株式会社ZMP代表取締役 谷口恒さん(以下 谷口社長):私はもともとエンジニアでしたが、インターネットに興味を持って、会社を辞めてネット事業を起こしました。アメリカの後追いだったインターネットのバブルが崩壊したときに日本の長所について考え、ものづくりやロボットが強みだと気付きました。それで、ロボットを使った楽しくて便利な社会を作りたいとの気持ちで、会社を設立しました。

えびさわ:宇多田ヒカルさんのプロモーションビデオにも出てきたロボットちゃんを製造されたそうですね。

谷口社長:2001年に「can you keep a secret」で共演させてもらった「PINO」ですね。この人型ロボットを事業化するために会社を作ったわけです。

えびさわ:それから本日に至るまで、「歩行速」ロボットまで開発されたと伺いましたが。

谷口社長人間が歩く時と同じ速度で移動するので「歩行速」という言葉を使っています。人を乗せて移動支援したり、食事を運んだり宅配をしたりする「歩行速」ロボットを開発しています。

-文京区にあるロボットの会社

えびさわ:皆さん、ロボット三兄弟を知っていますか?それぞれ 宅配のロボットの「DeliRo(デリロ)」。歩行速で人を楽に運んでくれる「RakuRo(ラクロ)」。パトロールをしてくれる「PATORO(パトロ)」。現在は各自治体で三兄弟のいろんな実験をしていると伺っているので、その実験の状況などを教えていただけますか?

谷口社長:2019年に警察庁の方に届出をだしたところ、「RakuRo」には人が乗っているから、電動車いすの延長だということで公道での許可がおりたのですね。それで、その年の10月から東京都中央区で住民向けのシェアリングサービスを始めました。これも実証実験を終えて事業として今も継続しています。10分300円、月額11,000で乗り放題の2つのサービスです。お客様はスマホアプリ「RakuRoシェア」をダウンロードしてからカードの登録をしていただくと、中央区のある範囲内を自由に自動運転で移動できます。

えびさわ自宅と病院間の送り迎えも、「RakuRo」でやっていただけると聞いたのですが。

谷口社長:いろんな使い方があって、最初は「高齢者が使ってくださるのかな」と思ったのですが、ちょうど新型コロナが流行りだして、年配の方が外出を控えるようになりました。最初の頃、ほとんどのお客様は小さな子どもでした。親御さんから面白そうだと聞いたので、乗られるところからスタートしました。

えびさわ:で、今どんな人たちが主に利用されるのですか?

谷口社長:今も子どもたちも面白いと思って下さいますが、怪我された方が病院との往復に使ったりするようになりました。最近は高齢者施設とも提携をしまして、その施設の入居者さんが病院や飲食店に行かれたり、荷物をロボットに乗せるために買い物に連れて行かれたりなど、そういうご利用をされております。

えびさわ:これから高齢者社会になっていく中で、絶対必要なものだと思います。乗り心地はどうですか?

谷口社長:非常に乗り心地はいいですよ。このロボットは運転をする必要がないので、椅子をゆったりとさせ、卵の中に人が包まれているようなデザインにしました。

-ロボットの表情の秘密 街にとけこむために

えびさわ:この三兄弟の顔も、社長が考えたという噂を聞きましたが。すごくかわいい顔ですね。

谷口社長:このデザインは自分で考えました。一般の人の前で仕事をするロボットは、工業デザインのようなものではなく、公共性も大事だと思いました。これまでにないタイプなので、コンセプトを他のデザイナーさんに伝えるのも難しい。それで、デザインの勉強をするために、東京藝術大学で学びました。

えびさわ:それで、わざわざ大学で学び直したのですね。

谷口社長:研究をして作った成果物が、この子たち(三兄弟の顔)です。

えびさわ:すごくかわいいデザインですよね。ペットっていう表現が良いかどうか分かりませんけど、一緒に生活できる感じの人間っぽい表情でいいなと思います。

谷口社長:特に目を重要なテーマにしました。最初は工業デザインでシンプルなロボットを、少し可愛らしく作っていたのですが。
会社の近くの細い道で、ロボットの実験をしていた時に、反対側から来る通行人の方が「邪魔をしちゃいけないな」って気を遣って、ちょっとよけたりされるのですよ。ロボットとはいえどもおすまし顔で通り過ぎるのは感じが良くないなと気づいたので、デザインを考え直しました。

えびさわ:文京区は意外と細い道が多いですものね。

谷口社長:その時に謙虚な姿勢を示さないと、「あの図々しい邪魔なロボット」だと覚えられて嫌われたらまずいのではと。また、ロボットの場合は目を付けることで、向かってくる通行人の方に自分はどちらに行くのかを意思表示できます

えびさわ:すごいですね。

谷口社長:アイコンタクトのためですよ。例えばながらスマホで歩いていると、人を見ていないのでぶつかったりすると危ないのと同じ状況なので、ロボットの進む方向が反対側の人に分かるように、目で意思を示したのですね。

えびさわ:これはそういう意味もあったのですね。

谷口社長:道を譲っていただいたときには、ニコッと笑顔でお礼をしたり。それから、実験をしていると興味を持った子どもたちがいっぱい寄ってくるのですね。道の前で子どもたちが立ちはだかった場合、追い払うようにブザーを鳴らすのもかわいそうなので、このロボットが段々と涙を流すように設計しました。

えびさわ:「どいて」って気持ちを表現しているのですね。

谷口社長:ロボットが涙を流した時に「今お仕事中だから、道をあけてくれませんか」と頼むと、子どもたちは素直にどいてくれます。街の中でけなげに働くロボットを作ろうと思って、表情を付けることで周りの人たちと円滑なコミュニケーションができるのですね。

えびさわ:すごいですね。「PATORO」はどうですか?パトロールをするから、時々怒った顔をしなければいけないのではないですか?

谷口社長:これらのロボットは全て、喜怒哀楽の表現を持っています

えびさわ:その喜怒哀楽は「PATORO」が自分で判断するのですか?

谷口社長:はい、そのとおりです。例えばパトロール中に乱暴なことをしようする不審者を見かけたら、ちょっと怒ってみせるとか。他の表現は別にあるのですが、細かいところを三段階に合わせてAIでその周りの様子を見ながら、喜怒哀楽の表現するわけですね。

えびさわ:社長の優しい気持ちがロボットに反映されている感じなのですね。

谷口社長:ロボットは街の中の新参者ですから、周囲の人に受け入れていただくためには、謙虚さがすごく大切だと思うのですね。

えびさわ:ぜひ、せっかく文京区にある会社ですので、一緒に何かできたらいいと思います。これからも情報交換しながら「優しい街づくり」のアイディアを教えて頂けたらと思うので、よろしくお願いします。

-空からのパトロールも

えびさわ:最近は、空の上から見守るロボットも開発していると伺いましたが。

谷口社長:ソニーとの合弁会社で、ドローンを使った「空飛ぶロボット」を開発しました。空から街の見回りをしたり、工事の建設、土木建築建設の経過を測量したり。空からの観察を含めて、立体的に町全体や世界全体を見守るソリューション・サービスを開始しようとしています。

えびさわ:これからも地震などいろんな災害があると予測されますが、現状をドローンで知ることもできるかなと思うので、そんなときにも相談ができたらいいのですが。

谷口社長:ドローンだけでも映らないところがありますので、地面をゆっくりと移動するロボットと連携して、なるべく細かくいろんな面が見えるようにすることが、災害の予知や予防のデータになります。とにかく多くのデータを集めて、異常を感知することが大切だと思いますね。

-未来のロボット事業 観光業にも進出?

えびさわ:これからもいろんなことがロボットで出来ると思いますが、谷口社長の考える未来のロボット事業はどんなものですか?

谷口社長現在、全国で十数カ所、実証実験から実用化に進められるところがあります。皆さんの目的はバラバラのように見えますが、大体共通するものがありますね。人の移動とか、買い物ができない人のこと、家にいながら物が届くなどですね。それから、街の中のパトロールや観光にも使われることがあります。

えびさわ観光でもロボットが使われるのですか?

谷口社長:隅田川で夏の夜景を楽しむツアーや、お花見ツアーがあります。特にお花見はすごく人気なのですよ。

えびさわ:誰がお客様を案内するのですか?

谷口社長:ロボットが案内をします。例えは家族であれば人数分の「RakuRo」に乗って、隊列走行しながら桜並木を観光しますが、大好評です

えびさわ:いいですね!足の悪い人や高齢者の方も安心です

谷口社長:それから去年は、姫路城をぐるっと一周する1,000円のツアーをしました。姫路城は自分で歩くのが意外と大変なのですよ、40分はかかるし坂もある。それをロボットに乗って移動すると、ラクな上に好きなところから写真も撮れます。城内がどうなっているか知りたければ、ゴーグルを覗くとARで様子が分ります。アイディア次第で、ロボットによって街を盛り上げていくこともできそうです。

えびさわ:文京区は坂だらけだから、とても良さそうな感じがしましたね。

谷口社長:だから今度は、お花見ツアーをぜひやりたいと思いますね。

えびさわ:ちょうど桜並木で有名な播磨坂もありますし。いいですね、楽しみがどんどん増えました。今日は本当にありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。

 

ライター 乙部 雅子


参考リンク

11月12日(土)にお散歩の会を開催しました

11月12日(土)にお散歩の会を開催しました。

お散歩の会とは、
文化と歴史に恵まれた文京区の気になるところに寄り道しながら、
見て、食べて、勉強して、ぶらぶら散策しながら文京区を丸ごと足で楽しむ活動。です。
※参加される方のペースやその日の進行によって臨機応変に散歩します。

当日の天候は晴れで11月とは思えない暖かい日でした。

お散歩は、本郷三丁目駅に集合してスタートしました。

最初に本郷三丁目にある「かねやす」さんに立ち寄りました。
ここは「本郷もかねやすまでは江戸の内」古川柳で知られている場所です。
兼康祐悦という歯医者が歯磨き粉を売り出したところだそうです。

いつもこの建物の前を通るとシャッターが閉まっているので、とても気になったいました。
こんな歴史的な場所だったと初めてしりました。

現在はその建物の上に、文京区の「高齢者あんしん相談センター」が置かれています。
高齢者あんしん相談センターは、文京区が設置している「高齢者の総合相談窓口」です。

高齢者のご本人だけではなく、その家族のかたや、地域の皆さんが
介護、福祉、健康、医療などを気軽に相談できる場所です。

また、予防給付や介護予防に関するケアマネジメントも行っています。
私は高齢者が安心して住みやすいように、
このような安心相談センターのようなものが広まっていけたらいいなと思いました。

その後しばら本郷通を歩き、「東大赤門」に立ち寄りました。
現在はちょうど工事中でそこから中に入ることが出来ず、残念でした。

「東大赤門」を超えてさらに本郷通を進んでいくと「東大正門」があります。
「東大正門」をくぐって東大の中に入ると、銀杏並木でとてもきれいでした。

土曜日だったので家族連れや一般の方々が多く、銀杏並木をバックに写真を収めていました。

銀杏並木の通りをすぎと、正面には安田講堂が見えてきました。
散歩に参加くださった方に、「僕が学生の頃に学生運動が盛んだったんだよ」と
当時の学生運動の様子についていろいろ教えていただきました。
教科書でしか知らなかったので、今の学生と全く違うんだなと、驚きました。

また、私は東大に入るのが初めてで、歴史を感じる建物ばかりだなぁ~と感じました。

さらに奥に入っていくと、夏目漱石の「三四郎」が舞台となった「三四郎池」がありました。
「三四郎池」と呼ばれているけど、正式には「育徳園心字池」というんだよ、
とエビちゃんが教えてくれました。

最後はカフェラウンジ「BON ART」でお茶をして自由解散となりました。
カフェラウンジ「BON ART」では、ピアノの生演奏聞くことが出来て、優雅な時間を過ごせました。

ライター 日本大学 2年 KK

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