エビちゃん応援隊からのお知らせ 2013/12/17

こんにちは、エビちゃん(えびさわけいこ)応援隊です。
いつも、”えびさわけいこ”をご支援頂きありがとうございます。
先日、第4定例議会が閉会しました。大変うれしい事がありました。
文京区の平成26年度重点課題に
「認知症に対する総合的な取り組み」が入りました。
全国の65歳以上の高齢者のうち、認知症の方は2012年時点で462万人を超え、
認知症になる可能性がある「軽度認知障害」の方は約400万人と言われています。
この数字は、介護保険のデータに基づき、いままで厚労省が発表していた数字を
上回っており介護保険を利用していない認知症高齢者が大変多いと推測できます。
えびさわは、認知症について施設整備や本人だけではなく家族への支援の充実も
図るべきとずーっと要望てきました。やっと1歩進みました。
これかは具体的な内容をさらに進めて行きます。
私達「エビちゃん応援隊」は、これからも”えびさわけいこ”と一緒に
「人を思うことが出来る街へ」を目指して進んでいきたいと思います。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
楽しいイベントもいろいろ考えていきますので、
是非参加して頂けたら嬉しいです。一緒に考え、行動をしていきましょう!!
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今回のメールマガジンは、下記の区政報告とイベントの案内をさせていただきます。
【1】ミニ区政報告
(1)第6中学校の改築工事が終了しました。 
(2)認可保育所が平成26年4月に2園開設されます。
(3)高齢者あんしん相談センター分室が2室開設されます。
 
【2】 えびさわけいこ開催イベントなどのご案内
(1)12月20日(金)開催 東洋大学 白山哲理塾「ITが変える家系図の世界」
(2)12月24日(火)開催 エビちゃん食育隊「クリスマスケーキ作ろう」
(3)2014年1月18日(土)出前。かけっこ倶楽部   
(4)対談コーナー 第6回目の対談コーナーは
   NPO法人 保育の安全研究・教育センター代表「掛札逸美」氏です。
    
【3】エビちゃんのiPhoneアプリはインストールされていますか?
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【1】ミニ区政報告
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(1) 第6中学校の改築工事が終了しました。
校舎の老朽化等に伴い、23年10月から工事をしていた第六中学校改築工事(第一期分)が
10月末に完成し、11月20日から新校舎での学校生活が始まります。
新しい校舎は、バリアフリー化、エコ・スクール化を図り、学校教育の進展や「ICT化」等に
対応した校舎となりました。
また、施設の防災機能の強化や耐震性の整備も行いました。
えびさわは、他の学校もICT化が進むことを要望していきます。
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(2) 認可保育所が平成26年4月に2園開設されます。
平成25年4月時点で96人の待機児がおりましたが、待機児「0(ゼロ)」を目指し、
認可保育園の誘致を行ってまいりました。
この10月~12月に4園、そして26年4月に西方に「キッズガーデン文京春日」と
大塚に「グローバルキッズ新大塚園」が開設され合計6園を増設し301人定員増となります。
文京区はこれからも、子育てしやすい環境をもっと進めて行きます。
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(3)高齢者あんしん相談(地域包括支援)センター分室が2つ開設されます。
平成26年1月20日に、大塚地区と駒込地区に「高齢者あんしん相談支援センター分室」
が開設されることになりました。
この2分室の開設により文京区には、4つの高齢者あんしん相談センターと3つの分室が
整備されることとなります。
しかし本富士地区にはまだ分室がありません。
えびさわは、1日も早く本富士地区にも「高齢者あんしん相談支援センター分室」が
開設されることを要望していきます。
※高齢者あんしん相談センターは、区が設置する高齢者の総合相談窓口です。
高齢者の皆さんが、いつまでも住みなれた地域で安心して生活を続けられるように
介護・福祉・健康・医療など、様々な面から支援をしていく施設です。
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【2】えびさわけいこ開催イベントのご案内
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(1)12月20日開催 東洋大学・白山哲理塾「ITが変える家系図の世界」
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東洋大学は、地域連携のひとつとして地域の方や学生さんなどを対象に
「白山哲理塾」を開催しています。えびさわけいこは、この東洋大学「白山哲理塾」の
講師としてコミュニケーション学や食育講座を行う事になりました。
今回は、ITが変える家系図の世界」を開催いたします。
ITは私たちの生活を大きく変えていきます。家系図の世界も例外ではありません。
是非面白い講座となりますのでご参加ください。
■日 時: 12月20日(金)18時~19時 
■場 所: 東洋大学白山キャンパス8号館
■会 費: 500円(当日・現金払い)
■定 員: 20名
■詳 細:「ITが変える家系図の世界」
■申込み:下記のフォームからお申込下さい。
    
※定員となり次第締め切りとさせて頂きます。     
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(2)12月24日(火)開催 エビちゃん食育隊「クリスマスケーキを作ろう」
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フードアナリスト1級であり 食育団体「フーディングジャパン」の代表も務める
えびさわけいこは、多くの方に食育について興味を持って頂き、
健康なカラダと心を作って欲しいと願い、エビちゃん食育教室を開催しています。
今回は季節にピッタリの「クリスマスケーキ作ろう」で開催いたします。
■日 時:12月24日(火) 午後2時から約3時間
     ※15分前までにお集まりください。
■会 場:文京福祉センター 〒112-0013東京都文京区音羽1丁目22番14号
    
     ※東京メトロ有楽町線護国寺駅または江戸川橋駅より徒歩10分
■会 費:子供 1,000円(中学生まで)
     学生 1,500円   大人 2,000円(材料費・飲み物代込)
■メニュー:クリスマスケーキ
申込みはこちら
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(3)2014年1月18日(土)出前。かけっこ倶楽部
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えびさわけいこが理事を務めているNPO法人小石川では、子どもたちの健康を願い
「かけっこ倶楽部」を開催しています。詳細 ⇒ https://npo-ooedo.org/kakekko/index.html
1月に開催する「出前。かけっこ倶楽部」の次回申込みを案内します。
今回は2003年元日本代表の菅野雄大氏が講師で来てくれます。
えびさわけいこと一緒に、子どもたちと風を切って楽しい時間を過ごししょう。
■受付日 2013年12月28日 
■日時  2014年1月18日(土)
・小学1・2年生13時30分~14時30分(受付13時〜)
・小学3~6年生15時~16時(受付14時30分〜)
■場所:文京区立指ヶ谷小学校(〒112-0001東京都文京区白山2-28-4)
■会費:500円(当日支払)
■申込み方法:「出前。かけっこ倶楽部」申込みフォーマットから申込みください。
※定員となり次第締め切りとさせて頂きます。
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(4)対談コーナー 第4回目の対談コーナー
NPO法人保育の安全研究・教育センター代表「掛札逸美」氏
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8月から始まった新企画の「エビちゃん対談」。今回はNPO法人保育の安全研究・教育センター
代表「掛札逸美」氏に「子どもの安全とコミュニケーション」ついての対談をお送りいたします。
大人がきとんとコミュニケーションを取れるようになる事がいかに大切であり、
子どもを変えていく事が出来るという事を語り合いました。
こちらから御覧ください。
■《対談》バックナンバーはこちらから 
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【3】エビちゃんのiPhoneアプリはインストールされていますか?
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”えびさわけいこ”の公式iPhoneアプリ『文京エビプリ by エビちゃん応援隊』を
ご存じですか!?
●文京区の魅力、日々の(えびさわけいこの)議員活動や文京区の政治などを
ご紹介することによって、少しでも政治や地域・生活について楽しく身近に興味を
持つキッカケづくりのお手伝いができたら嬉しいです!
無料なので費用は一切かかりません、詳細は公式ページを御覧ください。
ダウンロードはこちらから
※パケット代などの通信料はご負担下さい。
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えびさわけいこ及びエビちゃん応援隊とは関連はございませんので、ご了承下さい。

《対談》『コミュニケーションについて』(掛札逸美さん/心理学博士)

新コーナーの「対談!エビちゃんが聞きました」

第4回目となる今回の対談のお相手は、エビちゃん(えびさわけいこさん)の筑波大学の同級生である心理学博士の掛札逸美さんです。
エビちゃんと掛札さんは、10月に東洋大学の白山哲理塾にて「リーダーコミュニケーション講座」を開催しました。来年(平成26年)1月にまた講座を開催する予定です。


えびさわ:文京区議会議員えびさわけいこ
掛札さん:心理学博士の掛札逸美 さん


えびさわけいこ(以下えびさわ)
一緒に筑波大学の農林学類で勉強したのに、どうして“子どものケガ予防について”の勉強を始めたんですか?

掛札逸美さん(以下掛札さん)
大学を出た後、健康診断団体の広報室に勤めていたにですが、単に文章を書いているだけではこれから先やっていけないと思いまして。ちゃんと健康心理学というものを勉強しようとコロラド州立大学の大学院に留学したんです。
ところが大学院に行って半年の頃に、車にはねられ、それをきっかけに、健康心理学の中でも傷害予防(ケガ予防)の心理学、安全の心理学を学んだのが始まりですね。そして日本に帰ってきて、安全の心理学の中でも、子どもの安全を専門にして「産業技術総合研究所デジタルヒューマン工学研究センター傷害予防研究チーム」という所に5年間、研究員をしていました。

えびさわ
車にはねられたって・・・・、どんな事故だったのですか。それにしても、自分ケガと子どもの安全予防では結構違いがありますよね。なぜ子どもの安全を専門に始めたのですか?

掛札さん
例えば、交通事故そのものは人間の不注意から起こるものですから、そう簡単に防ぐことはできない。けれど、事故によるひどいケガや死亡を防ぐことはできますね。
たとえば、シートベルトがあったり、チャイルドシートがあったり、自転車のヘルメットがあったりするわけです。これはどれもケガ予防であって、事故予防ではないですよね。私の事故の場合も、ヘルメットをかぶっていたら、頭のケガは防げたかもしれない。

事故後、よく周りを見渡してみると、ヘルメットをかぶっていない人がかなりいる。なんとかしよう、と思ってケガ予防の心理学を始めました。それが始まりです。

確かに今は、私は子どもの事故予防・ケガ予防を専門にしていますが、「子どもをどうにかしよう」ということじゃありません。視野も狭いし、判断力もないし、注意力も低い。子どもは、事故を起こす生き物、事故に遭う生き物、ケガをする生き物なんです。
だから、当然のこととして大人を教育しないと、変えていかなくてはならないと。

私がやっているのは要するに、大人を変える方の心理学です。安全の対象は子どもなのですが、実際のターゲットは大人。保護者であったり、社会であったり、保育士さんたちなんです。「うちの子どもは大きなケガなんてしない」「大丈夫」という思い込みが重大な事故を招いてしまいますから、そこを変えていこう、というのが私たちの研究ですね。

えびさわ
なるほど。ヘルメットをかぶらずに事故にあったご自分の経験から、「防げたこと」・「意識さえ違っていれば防げること」があるという事を広めていこうという事ですね。

子どもは自分ではケガを防げない、だから大人がしっかり子どもを守ってあげなくてはならない。
だから、だからこそ子どもの為に大人にきちんとケガ予防の教育していく事が必要であるわけですね!! なるほど、繋がりました。
まずは大人。子どもに接する保育の現場、保育士さんですね。
では、保護者や保育士さんなどの大人にケガ予防を教育して行く上で、重要なことや注意していることがあったら教えてください。

掛札さん
子どもの保育には、保育園と親との間でのコミュニケーションが重要です。
保育の大切さ、素晴らしさと同時に、子どもの集団の中で起こる危険についてもきちんとバランスよく伝えていかなければならない。ここでコミュニケーションが重要になってくるんです。

えびさわ
コミュニケーション。そうですね、保護者とのコミュニケーションは重要ですね。

では、コミュニケーションについては、いつ学んだのですか?

掛札さん
コミュニケーションというのは、心理学の中のあちこちに入っているのです。
コミュニケーションはあらゆる社会科学の基礎にありますから、日本に帰ってきたときに、どのように人に伝えるか、どう人を動かすか、そこの大切さを改めて感じましたね。

えびさわ
現在、コミュニケーションを取れない若者が増えていると言われていますが、私は若者だけではないと思うのです。
コミュニケーションを取れない大人も増えている気がします。この状況について、掛札さんはどうしていけばいいと思いますか?

掛札さん
コミュニケーションというのは、極端に言うと、自分自身のためのものですよね。
他人のためでなく、自分のため作りたい関係がある、変えたい状況がある、それをどうやったら手に入れられるか。そのためには、どうやって相手に正確に伝え、かつ納得させるかが重要なんです。「どうアプローチすれば相手が動いてくれるのか」を考えることが大切です。

日本人は全体的に、そして特に若い人たちはそれをあまりよく理解していません。本来そうは言っても、若い人たちのコミュニケーション力が低いのは当然です。なぜなら、本来、それを教えるはずの年上の人たち、親が教えられなくなっているのですから。

えびさわ
そうですね。だから、掛札さんと一緒に東洋大学白山哲理塾で開催している『コミュニケーションリーダー実践養成講座』は、多くの方に受けて貰いたいと思うのです。
若い人だけでなく、親となる年齢の30代、会社で中間管理職となり部下と上司に挟まれる40代の方々に受けてもらいたいですね。

掛札さん
そうですね。日本は、「上から下への流れ」が強い国ですから、上の人間がしっかり範を示していかないと下の人間はついてこない。
子どもと親も同じです。そう考えていくと、子どものコミュニケーション力を改善するにはどうしたらいいと思います。

えびさわ
親と子どもがしっかりコミュニケーションを取るという事ですね。
親と子どものコミュニケーション、親が子どもに話しかけてあげる事が重要なのではないでしょうか。
子どもは自分から話かけない事が多いです。場合によって、一日中誰とも会話をせずに過ごすこともあります。
それじゃダメですよね。親が話しかけてあげないと。『今日は何があったの?』と聞くくらいのことをしないといけないと思います。

掛札さん
ここ数年、アメリカで話題になっている「ボキャブラリー・ギャップ」という話があります。
語彙の多い少ないには貧富の差が大きく影響する。語彙を増やす一番の基本は、大人による反復と問いかけです。

「でんしゃだ~」「そうだね。電車だね。青い電車だよ。あ、今度は何が来たかな」「でんしゃ! あお、でんしゃ」「そうだ、青い電車だ」…、これが反復や問いかけですね。こういった経験を、特に3歳までの間にどれだけ与えられるか、が重要です。本を勝手に読ませたり、スマホを与えたりするのではなく、親が自分の声でどれだけ「反復」「問いかけ」「会話」を子どもと行えるかが重要。

米国の場合、なぜそれが貧富の差によるかというと、貧しい人たちは忙しいから、それだけです。
じゃあ、日本はどうかといったら、貧富の差とは無関係に、保護者が忙しすぎる。もちろん、保育園でもそういう教育はしていますが、やはり親自身が忙しさの合間を縫ってでも、子どもたちとこういった時間を持つべきですよね。
米国の研究でも、「貧しくても子どもとの対話の時間を持っている保護者の子どもは、語彙が多い」という結果が出ていますから。

えびさわ
語彙が少ないと、人とのコミュニケーションもうわべだけとなり、深い話ができなくなるということですね。
だから保護者は、子どもが語彙を増やしていけるように子どもに話かける事が重要なのですね。

掛札さん
深い話というのは何かというと、「自分が伝えたいことをきちんと伝えられること」です。
たとえば、今自分が怒っているとしても、語彙が少なかったら「ムカつく」としか表現できません。
自分の心の中を掘り下げる言葉もないし、人に伝える言葉もない。

えびさわ
なるほど。なぜムカついているのか、何にムカついているかなどを的確に表現できないのですね。
それでは、相手にムカついているから私はこう改善して欲しいという事など、とうてい伝える事は無理になりますね。

掛札さん
アメリカでつい最近できた面白い研究結果があって・・・・。軽い大衆小説を読んでいる人と重い文学作品を読んでいる人とでは、他人の感情に対する感受性に大きな差が出るそうです。前者はキャラクターの心情が単純に描かれている一方、後者は複雑に描かれているかだと解釈されています。

重い文学作品では、何がその人物の心の奧に隠れているのか、というのを考えなくてはなりませんから、そういう習慣がつくのでしょうね。

gokokuji_02.jpg

えびさわ
なるほど。そうやって実際のコミュニケーションにおいても相手が何を考えているのかな、相手が言っている言葉の裏には何があるのかなというのを考えていけばコミュニケーションのできる子が育つという事ですね。

掛札さん
大人になってからそのスキルを身につけることもできますが、やはり子どもの頃からのほうが大事ですね。

えびさわ
コミュニケーションというのは自分のための学問であり、自分のためのスキルとして身に付けて欲しいですね。
コミュニケーションスキルは、社会人になって仕事を円滑にするために、勉強するものではなく、子どものうちから、家庭の中で学んでいるべきものであり、それを子どもに伝えるためには、親・保護者がちゃんと勉強しなければならない、ということですね。


『対談! エビちゃんが聞きました』の第四回目は、心理学博士の掛札逸美先生にお話しを聞きました。
掛札先生はエビちゃん(えびさわけいこさん)が『Tomorrow you(トゥモローユー)』という団体で行っていた『コミュニケーションリーダー実践養成講座』の講師でもあったので、今回はコミュニケーションの話を中心にして頂きました。

ボクは大学に入ってからコミュニケーションの重要さを思い知らされました。
高校までと違い、大学にはクラスというものがありません。一応形としては存在しますが、クラスメートが一堂に会してホームルームをするなどと言うことはありません。ですから自分から行動していかないと友達は増やせないのです。
今回の話や『コミュニケーションリーダ実践養成講座』での話から、もっと自分のコミュニケーションスキルを磨いていき、友人関係を円滑にしていきたいなと思いました。

写真撮影・記事:吉倉 実功

平成25年度 第3回定例議会報告

こんにちは、文京区区議会議員のえびさわけいこです。

今回のえびさわけいこ通信は、定例議会でえびさわが自民党を代表して「区長」および「教育長」に一般質問をした主な質問内容と、行政からの回答を報告いたします。

また、決算委員会も同時に行われ、平成24年度文京区「一般会計(766億)」・「国民健康保険特別会計」・「介護保険特別会計」・「後期高齢者医療特別会計」の4決算が賛成多数により認定されました。

「基本構想実施計画及び平成26年度の予算」について

えびさわ
 平成25年度は「基本構想実施計画」の仕上げの最終年度です。
PDCAサイクルがきちんと回っていたか、各事業の
成果や評価を、今後の計画にどう活かしていくのか。
そして「基本構想実施計画」の総括を26年度予算案にどう結び付けていくのか。

 えびさわは、予算策定にあたって更なる透明化を図るべきと考えます。予算編成のスケジュールと、編成過程の透明化、方針について伺います。

区長
「基本構想実施計画」は、事務事業評価と基本構想実現度評価により、PDCAサイクルに沿った進行管理を行っています。
来年度の予算編成方針は、現行の実施計画における事務事業評価結果を踏まえ、一つひとつの事務事業を効率的で実効性の高いものへ磨き上げて行くことが重要と考えます。

予算編成の透明化については、予算編成過程の中で各部の予算要求額等をホームページで公表しており、引き続き区民の要望・意見を反映した予算編成を進めていきます。

「認知症の対策」について

1. 認知症対策について

えびさわ
厚労省研究班、筑波大学・朝田教授の調査では、65歳以上の高齢者のうち、認知症の方は2012年時点で全国462万人を超え、認知症になる可能性がある「軽度認知障害」の方は約400万人としています。
この数字は、介護保険のデータに基づき、厚労省が発表していた数字を上回っており、介護保険を
利用していない認知症高齢者が多いと推測できます。

 えびさわは、認知症についての施設整備や、本人だけではなく家族への支援の充実も図るべきと要望します。また組織の見直しを行い、「総合的な窓口」や「組織的な取り組み」を行うべきです。

区長
今後、更に認知症高齢者数の増加が予想されることから、認知症対策は重要な課題であると認識しており、その対応については、今後検討を進めてまいります。

2. 認知症支援の仕組みつくり

えびさわ
文京区には「認知症サポーターキャラバンメイト」が131名います。彼らに学校等に出向いてもらい、講座を開いてもらうことはもちろん、新たな公共の担い手となり「認知症カフェ」の運営など協力をあおぐべきです。
えびさわは、認知症についての理解と支援が行えるような仕組みづくりを要望します。

区長
 今後、学校等からサポーター養成講座開催の要請があった場合、積極的に紹介等を行ってまいります。
また、認知症カフェなどの取組みを行う際には、彼らの協力も視野に入れて検討してまいります。

「医療連携」について

1. 定期巡回・随時対応型訪問介護看護について

えびさわ
昨年も質問しましたが、日中・夜間を通じて、訪問介護と訪問看護を一体的に行う、またはそれぞれが密接に連携し、定期巡回訪問と随時の対応を行う「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」について、文京区ではどのように進めているのかお聞かせ下さい。

区長
年度内に区内全域を対象とした事業を実施するため、事業者との間で最終調整を進めています。
詳細については第4回定例会でご報告する予定です。

2.在宅医療連携拠点事業について

えびさわ
えびさわは、病気を持ちながらも可能な限り住み慣れた場所で自分らしく暮らしたいと願う、医療と介護が必要な高齢者は今後ますます増加すると予想され、在宅介護の体制を整える事が急務だと考えます。

板橋区では医師会が、国立市では医療法人つくし会が「在宅医療連携拠点事業」を進めています。
文京区では、医療と介護の連携について課題をどう分析し、今後どのような取組みを考えているのかお聞かせ下さい。

区長 
文京区地域医療連携推進協議会にて、区内の大学病院や医師会等の医療関係機関と、切れ目の無い医療提供体制の構築を図っているところです。
在宅医療の推進は今後さらに重要になると認識しており、医療機関が集積している本区の特性を踏まえた在宅医療連携について検討してまいります。

「地球環境対策」について

1.ゲリラ豪雨対策について

えびさわ
ゲリラ豪雨対策をもっと進めるべきです。
「雨水浸透ます」や道路の「透水性舗装」の整備について、重点地区については一定整備が終了したと聞いておりますが、えびさわはこの施策を区内にもっと拡大していくべきと考え要望します。
また、更なる施策にも取り組むべきです。

区長
今後は、道路工事にあわせて雨水浸透ますの整備を行うと共に透水性舗装の適用の拡大を図っていきます。
その他の施策としては、下水幹線の配備など、更なる対応を都に要望してまいります。

2. 小中学校へのエアコン設置について

えびさわ
全ての通常教室にはエアコンが設置されていますが、少人数教室や理科室等の特別教室にはまだエアコンが導入されていない教室があります。えびさわは、エアコンの設置を早急に進めることを要望します。

教育長
特別教室のエアコン整備にあたっては、各教室等の使用頻度や必要性を勘案し進めて行きます。
まず少人数教室について、設置していきたいと考えています。

3.新電力について

えびさわ
昨年10月より、区庁舎の電力供給はPPS(特定規模電気事業者)による入札を実施し「株式会社エネット」より電力を購入しています。
えびさわは、その結果を踏まえ他の区有施設にも導入すべきと要望します。

同時に、まだ新電力を導入していない小中学校についても導入すべきです。

区長・教育長
シビックセンターの電気料金は、東京電力に比べ約540万円の経費削減効果があったことから、他の区有施設への導入を検討していきます。
また、小中学校の電力についても、経費・CO2の削減量を比較しながら、導入に向けて検討を進めてまいります。

「学校図書館」について

えびさわ
学校図書館の蔵書数が、平成25年度の予算より増額の運びとなったことは大変喜ばしく思っています。
一方で、全国学校図書館協議会では蔵書の配分比率について、全体を100とした場合、小学校であれば文学書は26、歴史は18、自然科学は15などとしています。

文京区の学校図書館の配分比率はいかがでしょうか。えびさわは、子ども達が「調べ学習」をする上で歴史書や自然科学書なども重要であると考えます。

教育長 
現在、学校図書館図書標準100%達成に向けて計画的に学校で図書を購入できるよう、現蔵書数に応じて予算の追加令達を行っています。
蔵書配分比率の一例としては、文京区内のある小学校は文学48%、自然科学14%、社会科学9%、歴史8%などです。

「マイナンバー制」について

えびさわ
平成27年度の社会保障・税番号制度(通称マイナンバー制度)制度開始において、番号の流出等、個人情報保護への懸念がありますが、区としてはどのような準備をしているのか、予算要求も合わせてお聞かせ下さい。

区長
庁舎内に設置した社会保障・税番号制度検討会において政省令の整備状況等の動向を踏まえて、個人情報の保護をはじめ、番号制度の活用や情報システムの整備などについて、総合的に検討を進めます。
来年度の予算については、既存システムの改修等に着手する必要があるため、必要経費を計上する予定です。

リンク

  • 平成25年第3回定例会において審議された議案(文京区ウェブサイト)
  • 平成25年第3回定例会における請願の審査結果(文京区ウェブサイト)
  • 平成25年第3回定例会会議録(文京区ウェブサイト)

《対談》フジッコの須田優美子さんに伺う『昆布と豆のいい話』

新コーナーの「対談!エビちゃんが聞きました」

今回は、フジッコ株式会社の須田さんと対談をさせていただきました。
普段のお仕事の内容や、昆布のことや豆のことなどを色々教えていただきました。


えびさわ:文京区議会議員えびさわけいこ
須田さん:フジッコ株式会社の須田優美子さん


えびさわけいこ(以下えびさわ)

どうしてフジッコさんに入社したのですか? フジッコが大好物だったとか(笑)。
それとも「食」に興味があったのですか?

須田優美子さん(以下須田さん)

管理栄養士養成の学校に入っていて、食に興味がありました。
でも、私は趣味がいろいろあり、様々な職種も受けてみました。けどやはり働くなら「食」に関する仕事に就きたいな、と思ったわけです。せっかく管理栄養士の資格も取ったんですし(笑)

えびさわ
そうですよね。せっかくの勉強した事を活かさないとね。でもなぜ管理栄養士の資格を取ろうと思ったんですか?

須田さん
子どもの頃、食物アレルギーがあって大変だったんです。
でも、母親が食事に関しては毎日一生懸命作ってくれて、そのおかげで健康でいられたので、バランス良く栄養を取ることが重要だという事を身を持って実感しているんです。
それに、働く人や、頑張っている人の原動力になるのは「食べ物」だと思うのです。
ですから、「食」についてきちんと呼びかけたり伝えたりしていきたいと思ったのです。

えびさわ
私もアレルギーの病気になった事がきっかけで、食について興味を持ちました。同じですね。
「食」はカラダの基本だし、元気の源ですものね。健康なカラダがあってこそ健やかに毎日を送れるわけですものね。今、メインやっているのはどんな仕事ですか?

須田さん
料理教室と、営業支援です。営業支援と言うのは、営業さんがスーパーさんに商品を提案しやすいように、フジッコの商品を使ったメニュー開発や、それをお店で使えるようにポスターにするなど、多岐に亘っていろいろ行っています。

えびさわ
gokokuji_01.jpgフジッコさんの商品と言えば、やはり「昆布」と「お豆さん」がメインですよね。
そうそう、先日も私の開催している「エビちゃん料理教室」にいろんなメニューを提案して頂きありがとうございました。
とろろこんぶで「キャラ弁当」なんてびっくりしました。子ども達もとっても喜んでいました。本当にありがとうございました。

須田さん
私たちもフジッコファンの子ども達が増えてくれたら嬉しいので、一緒に開催出来てよかったです。
フジッコは元々『富士昆布』というとろろ昆布販売から始まった会社だったんです。それが時代と共に『フジッコ』という親しみやすい呼び名に変わっていったという歴史があるんです。

えびさわ
『フジッコ』ってとっても親しみやすい社名ですね。でも、こんぶと言う音が消えてしまったのはちょっと悲しいかも。昆布は、日本を代表的する「うま味」成分ですものね。

須田さん
ところで えびさわさん、とろろ昆布の作り方知ってますか?

えびさわ
昆布を削るんじゃないですか?

須田さん
普通の昆布を何重に重ねて、その断面をスライスしていくんです。
そうすることでいろいろな昆布が含まれた“とろろ昆布”になるんです。だからとろろ昆布は縞々に見えるんです。一種類の昆布ではなく、何種類もの昆布を混ぜているので、様々な栄養が溶け出しやすくなっていてとても身体にいいんです。
そして、さらに栄養が出やすいように0,02mmの薄さに削っているんですけど、これは当社の自慢の技術です。

えびさわ
薄くすることで栄養を吸収しやすくするんですね。昆布には、カルシウムや食物繊維がたくさん含まれているんですよね。そう考えるとお通じにもいいんじゃないですか?

須田さん
そうですね。女性の美容には、腸内環境はとても重要です。
とろろ昆布を続けたおかげで、お肌も明るくなったという方もいらっしゃいます。女性にとってはそこが最も嬉しいところだと思います。

えびさわ
じゃあ毎日食べないと(笑)。お豆も身体にいいですよね

須田さん
豆にも食物繊維やタンパク質、あとは種類によってイソフラボンやアントシアニンも入っているので、いろいろな種類の豆をバランスよく食べるのがいいですね。だからうちの会社では、皆さんの健康のためにいろいろな種類の豆製品を出しているんです。

gokokuji_02.jpgえびちゃん
そう言えばこの間のエビちゃん料理教室で教えて貰った『黒豆きなこ和え』はとても簡単で美味しかったです。
黒豆にきなこをまぶしただけなのに、全く違う味になり、まるで新感覚のデザートでした。
こういう新しい提案で、もっともっとフジッコファンを増やしま
しょうよ。
私もいろんなメニューが知りたいです。

須田さん
はい。簡単にできる、というのがモットーなので。
切るだけ、混ぜるだけといったワンステップでできるようなレシピをこれからも提案していきますね。

えびちゃん
で、今までで一番のおすすめってなんですか?

須田さん
やっぱり今えびさわさんの言った『黒豆きなこの和え』ですね。

えびちゃん
最後になりますが、皆さんに食生活でどのようなことを気にして貰いたいですか? また、どんな商品の開発やメニュー提案をしていきたいですか。

須田さん
新しい商品開発も重要ですが、今のフジッコの商品をもっと知って頂きたいです。私もそうですが、一人暮らしの働く女性はついつい食生活がおろそかになりがちだと思うので、そういう中で豆とか、ひじきなどの食物せんいや鉄分が豊富な物を食べるようにして欲しいです。フジッコには、そういったものを手軽に取り入れることのできる商品が沢山あるのです。

えびちゃん
そうですね。いつもの食卓に豆やひじきを一品加えることがポイントですよね。今日1日だけ食に気を遣うのではなく、毎日の食を考えて欲しいですよね。その為にも手軽の取れる商品をこれからもよろしくお願いします。


『対談! エビちゃんが聞きました』の第五回目は、株式会社フジッコさんの社員である須田優美子さんにお話しを伺いました。
忙しい現代人の食生活は乱れがちですが、食はあらゆる行動の原点!
きちんとしたものを食べて元気に日々を過ごしていきたいです!
大学の友達にも食生活が乱れがちな人がいるので、是非彼らに豆と昆布のすばらしさを伝えていきたいと思います!

写真撮影:刈谷 学  取材協力・記事:吉倉 実功

平成25年9月 「区政報告会&スポーツ祭東京2013・サッカー競技(予選)観戦」を開催しました。

9月29日に「区政報告会&スポーツ祭東京2013・サッカー競技(予選)観戦」を開催しました。
区政報告の内容とスポーツ祭東京2013・サッカー競技観戦の模様を報告させていただきます。

【えびさわけいこの区政報告】
◆放置自転車の「引き取り手数料」が上がります。
 歩道に放置されている自転車は大変危険です。
 放置自転車の撤去や保管に関する費用が税金から多く出ています。
 文京区で24年度に「放置自転車対策」に要した費用は、 
 支出は4,123万円、収入は1,232万円です。
 とても大きな赤字です。
 近隣区の「引き取り手数料」を見てみると、豊島区は5,000円、新宿区は3,000円、
 これに対し文京区はなんと2,000円です。
 えびさわは、放置自転車の「引き取り手数料」を見直すべきと、ずーっと要望してきまた。
 ついに26年4月1日から「4,000円」に変更されることになりました。
 放置自転車が減り、安全に行きかう事が出来る歩道を進めて行きます。
◆12月1日に私立認可保育所を本駒込2丁目に開設します。
 10月オープンの後楽二丁目の私立認可保育所に引き続き、
 12月に本駒込二丁目に私立認可保育所を開設します。
 
 待機児「ゼロ」を目指し、平成26年度4月までに6つの保育園の新設を予定しております。
◆大塚5.6丁目を「不燃化推進特別整備地区」に申請しました。
 文京区は、大塚5丁目の一部と大塚6丁目を「不燃化推進特別整備地区」に
 東京都に申請しました。
 平成27年から(32年まで)建築物の不燃化を推進を目的とし、
 建替え時に一部助成がされます。
◆自民党会派を代表し区長に一般質問しました。
 第3回定例議会で、えびさわけいこが、自民党を代表し区長及び教育長に一般質問しました。
 質問内容は「人を思うことが出来る政治」の視点から、認知症高齢者問題をはじめ、
 医療と介護の連携や、環境・教育・食育問題や、マイナンバー制度・自転車問題などです。
 認知症は、厚労省研究班、筑波大学の朝田教授の調査によると、65歳以上の高齢者のうち、
 認知症の人は推計15%で、2012年時点で 全国で約462万人を超えているそうです。
 えびさわは、認知症について「組織的に取り組むべき」と考え、
 区民の方がわかりやすい担当を作るよう要望しました。
◆第3定例議会で24年度決算特別委員会の副委員長を務めました。
 平成24年度 文京区「一般会計(766億9995万円)」・「国民健康保険特別会計」・
 「介護保険特別会計」・「後期高齢者医療特別会計」の4決算が、
 改革・自民・公明・みんな等の賛成多数によりいずれも認定されました。
 決算委員会の最終日には、実績を検証すべくグループホーム「文京ひかりの里」など
 6施設の視察も行われました。

【スポーツ祭東京2013・サッカー競技(予選)観戦】
◆平成25年9月28日~10月14日に第68回国民体育大会・第13回全国障害者スポーツ大会が
 「スポーツ祭東京2013」として東京都で開催されました。
 文京区では、小石川運動場にて「サッカー競技」、
 また文京スポーツセンターでは「レスリング競技」が行われました。
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◆晴天に恵まれ、会場は観戦に訪れた人で一杯でした。
 少年の部の「鳥取VS長崎」の試合が行われ、地元からも多くの応援がかけつけていました。
 スポーツの生観戦の迫力を感じることが出来ていい経験になりました。
 改装された小石川運動場のグラウンドはきれいに整備されていました。
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◆観戦後、会場を訪れていた成澤区長と一緒に記念撮影。
 会場の外には給水所や文京区の観光案内のテントがあり、
 「文の京文人銘菓」を販売する売店もありました。
 今回のお土産は「文の京文人銘菓」の中から「一葉の梅」と「そうせき」です。
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◆区政報告会は、小石川運動場近くの日中友好会館内にあるレストラン「中華・豫園」にて行いました。
 ランチを頂きながら、えびさわけいこから区政報告がありました。
 (詳細は上記をご覧ください)
 食事は円卓で本格中華を楽しみました。デザートも付いてとても豪華でした。
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◆皆さんと楽しい時間を過ごすことが出来ました。
 お忙しい中ご参加いただいた皆さまありがとうございました。

《対談》護国寺 岡本貫首に伺う「護国寺の歴史」

新コーナーの「対談!エビちゃんが聞きました」

第4回目は、平成25年8月15日、護国寺にて
真言宗豊山派大本山護国寺 第五十三世貫首 岡本永司さまと対談させていただきました。
お話(対談)がとても盛り上がったので、3回に分けてご紹介いたします。

今回、護国寺の第3弾は「護国寺について」のお話しを掲載します。
護国寺 第1弾「お盆はお母さんの日なんですよ」
護国寺 第2弾「ご先祖さまと自分の命」も読んでみてください。


えびさわ:文京区議会議員えびさわけいこ
岡本貫首:護国寺貫首の岡本永司さん
敬称は省略させていただきました。


えびさわけいこ(以下えびさわ)
岡本貫首は、護国寺の何代目の住職にあたるのですか?

岡本永司貫首(以下 岡本貫首)
元禄の手前あたりに護国寺は建てられまして、その頃から数えますと、私が「53代目」の住職です。

えびさわ
53代! 長い歴史と伝統があるのですね。岡本貫首になられてから、護国寺は今まで以上に地域の方々に開かれたと伺ったのですが。

岡本貫首

護国寺自体は昔から開かれたお寺だったようです。お寺の中でお相撲会が開催されていたという記録も残っているのですよ。きっと、護国寺で祭っているのが観音様だから、誰でも来なさいということだったんでしょうね。だから護国寺の門は、夜でもあえて閉めないのです。

江戸時代頃には、お花見などの時にはいろいろな店がでたりしてね、随分賑わったようです。音羽通りってあるでしょう? あそこには料亭などが並んでいたそうですよ。

えびさわ
護国寺は、今も昔も その時代その時代で地域と繋がってきたのですね。それにしても、音羽通りに料亭があったなんて知らなかったです。

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岡本貫首
そんな立派なものでも無いけれどね。
ちょっとした食事をそこでし、それからお参りをする事が、当時盛んだったようですよ。

そうそう、明治初期には、小さな興業などもやられていたそうですよ。
昔は今みたいに娯楽施設が全然ないから、みんなが集まって来たんですよ。

えびさわ
そうだったんですか! 徳川様の作ったお寺だから、堅苦しいものだと思っていましたが、地域の方々が集まる場所、そして心をいやす憩いの場所だったのですね。

岡本貫首
ここには徳川家のお墓はありません。
徳川五代将軍綱吉様のお母様である圭昌院さまが、何とか自分の息子が将軍の職につけますように、という思いで出来たお寺なのです。
子に対する母の思いがお寺になったわけで。
だから綱吉公は、随分と親孝行な方だったそうです。普通将軍職に就くと、親子であれ別々に暮らすようになり関係が疎遠になったりするのです。
けれど、いろいろな記録を見てみますと、綱吉公がお母様の元を訪れて肩を揉んだという話が残っているんですよ。

えびさわ
ここ護国寺に、綱吉公はいらしたことがあるのですか?

岡本貫首
何回も訪れていますよ。普通なら将軍様だけだったり、圭昌院さまだけだったりですが、二人ご一緒にお参りにいらしたそうです。そして、境内で仲良くお話しをされたそうです。

また圭昌院様は大変立派な方で、仏教に対する深く厚い信仰心がり、京都の寺々 法隆寺や興福寺などにも沢山ご寄附をしているんですよ。

えびさわ
そうなんですか。桂昌院さまについては、綱吉公のお母さんという事と、「玉の輿」の語源となった方という事くらいしか知らなかったので、信仰心が厚かった方と知って驚きました。

岡本貫首
特に興福寺は、経済的に大変疲弊していたのを、そのお金のおかげで今現在まであり続けることができているわけですよ。そう考えると圭昌院様は日本文化の恩人であるのですよ。

えびさわ
昨年、興福寺に行ってきましたが本当に素晴らしかったです。
こうして今の時代に、当時の文化に触れる事が出来たのは桂昌院様のお蔭だったのですね。感謝しなきゃ!!
そういえば、私も参加させて頂いている毎週日曜日の朝の“修養会”は、どんなきっかけで始まったのですか?

岡本貫首
これはね、戦後まで遡ります。
その頃に護国寺の住職をしていらっしゃったのは佐々木御前様でした。当時はだいぶ世の中が荒れていたのでしょう、なんとかみんなの気持ちを落ち着かせるために「観音様をお参りさせて貰えないでしょうか」と、町の有力者の方が三、四人で護国寺やってきたのです。

そこで佐々木住職は、「毎朝七時半にそういう会開きますから、毎日間違いなく来るようであれば許可しましょう」と言ったそうです。それから毎朝六時にはお堂を開けて、お経を唱えたのです。それで日曜日には普段来ることのできない人のために9時から会を開くことにしました。
それが“修養会”の始まりですね。もうかれこれ七〇年近く経っています。

えびさわ
70年、すごいですね!!
佐々木住職との約束を、ずっと守っている地域の方も、素晴らしいです。
その仲間に入れていただき、日曜日に“修養会”に参加させて頂けること本当に嬉しいです。

これからも、ずーっと、ずーっとこの歴史と伝統が続いて行くのですね。

今日は、本当に長時間に渡りいろいろなお話を聞かせて頂いてありがとうございます。

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護国寺の岡本永司貫首へのインタビューは、三回にわたり掲載させて頂きました。
第3弾は、護国寺についてです。僕が生まれた文京区にあるお寺なのに、誰が作ったのかもわからない。近すぎるがゆえに知らないという事はよくあります。

遠く離れた地の歴史に思いをはせるのもいいですが、まずはもっと地元の歴史について知るようにしていこうと思います。

僕が生れ、僕が育った文京区の事を、えびさわけいこさんのボランティアを通してもっと知っていきたいと思います。

写真撮影:刈谷 学  取材協力・記事:吉倉 実功

《対談》辻衆議院議員に伺う「こらからの留学制度などについて」

「対談!エビちゃんが聞きました」

今回は、衆議院議員の辻清人さんと対談させていただきました。


えびさわ:文京区議会議員えびさわけいこ
辻:辻清人衆議院議員さん
敬称は省略させていただきました。


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えびさわけいこ(以下えびさわ) 
どうして政治家を志そうとおもったのですか?

 

辻清人衆議院議員(以下辻)
僕は、四歳から十八歳までをカナダのバンクーバーで暮らしていました。

物心ついた頃から海外にいたのです。そういう状況の中でしたから、自分が何人であるかを若い頃から意識しました。多民族国家の中にあって日本人という事を意識できる環境にいたことがまず一つです。

もう一つは、中学一年生の頃にさかのぼります。カナダでは、中学一年になると学校でディベート(討論)の授業があります。その授業である日「日本への原爆投下」についてディベートを行いました。

それまでは僕は、あまりの日本人だという意識はなかったのですが、このディベートをきっかけに日本人である事を強く意識するようになりました。

授業では、「日本への原爆投下について」の賛否をクラスを半分に分けて話し合いが行われました。
その時は、日本に原爆を落とした事はしかるべき処置だったのだという気持ちが先生を含めて当たり前の浸透していたように感じました。
しかし、僕は自分の国である日本がそんなに悪いことをしたのかと不思議なくらい感情的になり「なぜ日本が原爆を落とされるべきだったのですか」と先生に質問をしました。先生の回答は「当時の日本の政治が悪かったからだよ。」だったのです。戦争中にどっちが言い悪いなんて当時は簡単に言える状況ではないでしょう。
けれど13歳の僕は、日本の政治が悪かったから大勢の人が死んだ、と理解したんです。そして単純に、なら僕は日本に戻ってよい政治家になり、原爆のような悲惨な出来事は二度とまねかないようにしようって思いました。

えびさわ
普通、13歳で政治家になろうとあまり思いませんよ。それだけ日本への思いが強かったのですね。
そして13歳で決めたことを実現した事は凄いですね!!

原爆の投下は、私も正しい事だとおもいません。
それを正として教育することにも怒りさせ覚えます。しかし、見方や見る方向によっていろいろな意見があるということも考えていかなくてはいかないのでしょうね。そして、そのギャップをどう話し合いで埋めていく事が必要なのだと思います。

海外で生活が長い辻議員に、このグローバル社会での外交について期待していますね。

辻議員は、ご自分での海外経験から留学生制度を推進していと伺っています。
最近日本に大学生の留学が減っているようで、私も残念に思っているのですが・・・・。


外国に行ってその国の人と衣食住を共にすることで文化や風土、いいところ悪いところを客観的に見ることができると思います。そして日本の良さも見直すことができる。そういうまとまった時間を取れるのが学生時代の特権じゃないでしょうか。
外国で暮らすという経験をしたうえで社会にでることが、自身の引き出しを増やすことに繋がると思うし、それが日本の肥やしになると、僕は思うのですよ。

えびさわ
留学をきっかけに、海外から日本のことを改めて見ることが出来き、日本に良いところを知り、さらに辻さんがいつもおっしゃっている『愛国心』が湧くかもしれませんね。


でも湧かなければ湧かなくてもいいんですよ。
日本が嫌いになってその国に住む人もいるでしょうし。ただ、外に出て行って日本の良さを再認識している人は多いですから、これからも増えていくのではないかなと思いますね。

えびさわ
今後そういった留学生制度についてどのように政治ですすめていきたいとお考えですか?


そうですね。
高校から大学にかけてのそういった制度の補助、国が財政的な補助をするというのが一つとしてあります。あとは日本の大学と海外の大学との間で単位の互換制度を増やすことです。

でもやっぱり外に出る前に日本の事をしっかり学んでほしいですね。
外国で自分の国のことに答えられないというのは恥ずかしいことですし、今現在暮らしている国のことが分からないというのは、自分の家の庭で迷子になるようなものですから。

えびさわ
そうですね、外から見て日本の良さを知る事も大切ですが、まず日本の事を勉強し留学した国で「日本とはこんな素晴らしい国だ。」と誇りを持って語って欲しいですね。
私たちは、子ども達が誇りを持てる国に出来るよう、大人としてそして政治家としてしっかり働いていかないといけないですよね。

他にこれから政治家としてしていきたいことはありますか?


僕はやっぱり若い世代のために政治をしていきたいですね。

えびさわ
若い人のための政治? 


今七〇歳の方はあと三〇年経てばいなくなってしまうわけですが、我々の世代は残ります。
その残る世代のために“たすき”を渡していかな、と。それが僕の使命かなと思います。

えびさわ
具体的にはどういうことですか?


生きていく上での選択肢を増やしていきたいな、と思います。
固定観念のようなものに縛られて、人とはこうあるべきとなってしまっている考え方を変えていきたいです。人とはこうありたい、という風に。選択肢が増えれば必ずこの国はよくなりますよ。

えびさわ
それぞれの個を認めていく、様々な生き方を認めていくということですよね。


今まで日本の柵の中で生きてきた人々がそういう変化をもたらすことは出来ません。
しかし幸か不幸か日本の教育を受けていない僕なら変えることができる気がするのです。

えびさわ
世界の中で日本がどうなったらいいとおもいますか?


世界一の国でしょうね。国民の全てが自分の国を愛することができる国というのは幸せだと思いますよ。留学することで自分の国が良い国なんだ、と思える一つのきっかけになればなと思います。


『対談! えびちゃんが聞きました』の第三回目は、衆議院議員の辻清人さんに留学生制度についてのお話しを伺いました。

 グローバル化が進むなか、留学し海外の良いところ悪いところを見つけ、そして改めて日本のことも客観的に見てみる。
そうすることで僕のような学生は社会に出たときに出来る物事が増えます。是非、学生という時間のある期間に一ヶ月でも一週間でも海外で生活してみたいと思いました。

(写真撮影・記事)吉倉 実功

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《対談》護国寺 岡本貫首に伺う「ご先祖と自分の命」

新コーナーの「対談!エビちゃんが聞きました」

第1回目は、平成25年8月15日、護国寺にて
真言宗豊山派大本山護国寺 第五十三世貫首 岡本永司さまと対談させていただきました。
お話(対談)がとても盛り上がったので、3回に分けてご紹介いたします。

《第1弾に引き続き、護国寺貫首の岡本さまにお話しを伺ってきました》

前回は母の日についていろいろな新発見がありました。では2回めの対談をお楽しみ下さい。


えびさわ:文京区議会議員えびさわけいこ
岡本貫首:護国寺貫首の岡本永司さん
敬称は省略させていただきました。


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えびさわけいこ(以下えびさわ)
日本のお盆が、実は仏教で定めた、母の日だったんですね(対談1話をご覧ください)。
でも、現在の日本では、お盆にご先祖様が帰ってくるというように伝わっているのはどうしてですか? 

岡本永司貫首(以下 岡本貫首)
それはね、日本の伝統の考え方と一緒になってしまったんです。お母さんにはお母さんがいて、そのお母さんにもお母さんがいる。つまりご先祖様のお母様も全部、という意味なのです。
自分のお母さんだけじゃなくて、おばあちゃん、曾おばあちゃん、曾々おばあちゃん……。
そういう方々も皆供養しなさい、となったわけ。

えびさわ
今度父のお墓参りに行くのですが、その時はお父さんの供養だけではなく、おじいちゃんやおばあちゃん、そして先祖の皆様に、「いつ見守ってくれてありがとう」と言ってきます。

岡本貫首
そうです。その気持ちでお線香をあげてくれば、えびさわさんはもっと素晴らしい女性になれますよ(笑)

えびさわ
はい(笑)。では、来週のお盆にさっそく言ってきます。

 岡本貫首
どう考えても先祖様の遺伝子が自分には流れているわけですからね。
今ではDNAとか遺伝子とか言っていますが、それを仏教では、「縁」と呼んでいまして。「縁」がずっと繋がっているんですよ。親子の縁、夫婦の縁、それらが繋がって、自分がいるわけです。えびさわさんにも繋がってきているんですよ。

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えびさわ
先祖からの「縁」によって今の私があるのですね。

岡本貫首
自分は今ピラミッドの一番上に立っているわけです。
裾はずーっと広がっているのです。一人ひとり、みんながそうなのです。
だから、命は大事なのですよ。

えびさわ
「私は一人で生きてるんだ」って言う人がいるけど…。
ひとりはあり得ない得ないわけでね。自分が生まれる前に親がいて、そのまた前に親がいて…。

岡本貫首
よく、七世の父母、六親眷属(ろくしんけんぞく)などといって供養します。七世の父母、つまり七代遡った両親。どれくらい居るかというとね、七代遡ると二百万人くらいの人がいるんです。
両親がいて、両親の両親がいてその両親がいて……という具合に。

えびさわ
…………数え切れない多くの方々に、私たちは支えられているのですね。顔も知らないご先祖様の「愛」が、私たちの中に流れているなんて、なんだか不思議です。
こうして受け継いだ「命」を、ひとりひとりが大切にし、感謝をしてしっかりと生きていかなければと、改めて思いました。

岡本貫首
だから、本来はさっき話したように、目連(モクレン)さんのお母さんの供養だったのですが、先祖様が戻ってみえるという日本のお盆は、お母さんの供養だけではなく、「縁」で繋がっている先祖様の供養をするんですよ。

えびさわ
初めて知って勉強になりました。そういえば春と秋にお彼岸がありますが。
お彼岸は仏教ではどんな意味があるのですか?

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岡本貫首
彼岸というのは、向こう岸を差します。向こう岸というのは悟りの世界、こちらの岸が娑婆(しゃば)世界。娑婆とは、悩みや苦しみのある世界です。
そこを抜け出して向こう岸に行くための行をするのがお彼岸なのです。
だからお彼岸というのは先祖の供養であると同時に、自分の行いを見直す日でもあるのです。
一年のうち二週間くらいは、その事を頭に置いて過ごしなさいということです。お彼岸は、当然先祖の日でもありますから、ご先祖様を供養し、自分の修行を見守っていただこうというわけです。

えびさわ
向こう岸に行くために、自分の行いを振り返り、反省し改めるための日ということですね。

岡本貫首
そう。改めることはなかなか難しいですけどね

えびさわ
以前に、貫首さまから、「怒らない」というお話を聞きましたが、実践するのが難しくて。

岡本貫首
「怒らない」というのは、怒っちゃいけないということではなく、いつまでも根に持ってはいけない。
いつまでも根に持っていると、凝り固まってしまうから、それを解していきましょう、ということです。

えびさわ
なるほど。確かにそうですね。根に持ってしまうと、そこから進展もなければ、新しいものも生まれてきませんものね。また、勉強になりました。

仏教というと、どうしても難しい「お経」というイメージがありましたが、毎日の生活の中の身近なことなのですね。
もっと多くの人に、貫首さまの法話を聞いて欲しいです。きっと毎日を元気に生きるヒントになると思うんです。

岡本貫首
聞いて欲しいというより、仏教にはこんな生き方、考え方があるんだよ、っていうのを、知っていただきたいな、と思っているのですよ。

えびさわ
ところで、今「道徳」という時間が減っているようです。
法話などを聞くことで子どもたちが、人を気遣う気持ちや、自分の行動を改める気持ちを学んでくれたらいいな~と思います。

岡本貫首
「道徳」というのはいわゆる、一般的に守るべきものを指しますね。
ところが仏法は、広い心で物事を見ていく、と言うことを説いているのです。

えびさわ
「広い心」。心に刺さる言葉ですね。自分の事を振り返って、広い心で、相手の立場に立って物事を考えていきたいですね。


第二回目の『対談!エビちゃんが聞きました』は前回に引き続き護国寺貫首の岡本永司さんとのお話しでした。

普段自覚することはあまりありませんが、僕がここにいるのは、それ以前の先祖様の誰かが欠けてしまっていてはあり得ないことです。幾つもの命に支えられて、僕がいまあるのだと言うことを胸に刻み、大切に日々を過ごしていきたいと思います。

写真撮影:刈谷 学  取材協力・記事:吉倉 実功

9月10日えびさわけいこが区長に一般質問を行います。傍聴に来てください!

こんにちは、エビちゃん(えびさわけいこ)応援隊です。
いつも、”えびさわけいこ”をご支援頂きありがとうございます。
9月5日から第3回定例議会がスタートします。
えびさわけいこが、自民党を代表し区長及び教育長に「人を思うことが出来る政治」と
いう考えから一般質問を下記の内容で行います。
お時間がありましたら、ぜひ傍聴席から”えびさわけいこ”を応援してください。
■日時:9月10日(火)午後2時45分(予定)
■場所:文京シビックセンター24階 本会議室
   (傍聴の受付は、午後2時からシビックセンター23階議会事務局です。)
■質問内容
  認知症高齢者問題をはじめ、医療と介護の連携や、
  環境・教育・食育問題や、マイナンバー制度・自転車問題などについて
また、えびさわけいこのHPに新しく「対談コーナー」を作りました。
第1回目は、真言宗豊山派大本山護国寺 第五十三世貫首 岡本永司さまと対談しました。こちらも是非読んでみてください。
私達「エビちゃん応援隊」は、これからも”えびさわけいこ”と一緒に「人を思うことが出来る街へ」を目指して進んでいきたいと思います。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
楽しいイベントもいろいろ考えていきますので、
是非参加して頂けたら嬉しいです。一緒に考え、行動をしていきましょう!!
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今回のメールマガジンは、下記の区政報告とイベントの案内をさせていただきます。
【1】ミニ区政報告
 (1)後楽二丁目に私立認可保育所を2施設開設します。
 (2)「スポーツ祭東京2013」(国民体育大会・全国障害者スポーツ大会)にて
    「文の京(ふみのみやこ)ゆかりの文人銘菓」を販売します。
 (3)島根県津和野町豪雨災害義援金にご協力ください。(9月30日まで)
【2】えびさわけいこ開催イベントのご案内
 (1)9月10日(火)開催 東洋大学「白山哲理塾」食のマナー講座「だし汁を知る」
 (2)9月14日(土)開催 「文京探索委員会」
 (3)9月21日(土)開催 エビちゃん食育隊「かわいいキャラ弁を作ろう」
  
【3】エビちゃんのiPhoneアプリはインストールされていますか?
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【1】ミニ区政報告
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(1)後楽二丁目に私立認可保育所を2施設開設します。
現在文京区には約100人の待機児がおります。
待機児0(ゼロ)を目指し、平成26年度4月までに6つの保育園の新設を予定しております。まずは、10月11月に2つの保育園を開設します。
この2つの保育園は、同じ事業者(株式会社グローバルキッズ)が運営し、本園・分園として一体的な運営が行われる保育園です。
■名称:本園が、グローバルキッズ後楽2丁目園
 分園が、グローバルキッズ後楽2丁目園分園
■開設予定日:本園が平成25年10月1日・分園が平成25年11月1日
■定員:本園が36名・分園が33名 
詳細はこちら 
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(2)「スポーツ祭東京2013」(国民体育大会・全国障害者スポーツ大会)にて
「文の京(ふみのみやこ)ゆかりの文人銘菓」を販売します。
 9月28日から「スポーツ祭東京2013」が開催されます。
文京区では、「サッカー競技(少年男子)」と「レスリング競技」の2競技を開催します。
 多くの方に、スポーツの素晴らしさを体感して頂ければと思います。
また会場では、「文の京(ふみのみやこ)ゆかりの文人銘菓」が販売されます。
「文の京ゆかりの文人銘菓」は、文京区内の名店が創作した区ゆかりの文人にちなんだお菓子です。
このようにいろいろな機会を活用して、文京区のPRを図って参ります。
【文京区での開催日程】
詳細はこちら 
  ■少年男子サッカー 9月29日・30日 小石川運動場
  ■レスリング 10月4日~7日 文京スポーツセンター 
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(3)島根県津和野町豪雨災害義援金にご協力ください
平成25年7月28日、山口県及び島根県を襲った豪雨により、河川の氾濫・土砂崩れ等が相次ぎ、多くの住民の方が避難する被害が発生いたしました。
昨年「津和野町と文京区における相互協力及び災害応援に関する協定書」を締結している文京区では、9月30日までシビックセンター1階などで島根県津和野町に対する義援金を募っております。ご協力をよろしくお願い申し上げます。
 詳細はこちら
※8月29・30日に文京区長が津和野町を訪れ、被災地の視察を行うとともに、義援金の一部を下森博之津和野町長に手渡しました。
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【2】えびさわけいこ開催イベントのご案内
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(1) 9月10日(火)開催
東洋大学「白山哲理塾」食のマナー講座「だし汁を知る」
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東洋大学は、地域連携のひとつとして地域の方や学生さんなどを対象に「白山哲理塾」を開催します。
東洋大学「白山哲理塾」の講師としてえびさわけいこが、コミュニケーション学や食育の講演を行う事になりました。
今回は、えびさわけいこのライフワークである「食育」についてフジッコ株式会社の「かんぶつマエストロ」を招き、講演します。
多くの方のご参加をお待ちしています。
■日 時:9月10日(火)19:00〜20:00(※受 付:18:30〜)
■場 所:東洋大学白山キャンパス 125周年記念館(8号館1階研修室)
■受講料:500円(1回分)当日受付にて現金払いでお願い致します。
■申込み:専用のお申し込みフォームより申し込みください。
※次回は9月17日(火)に「お箸のマナー」です。
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(2)9月14日(土)開催 「文京探索委員会」新大塚編
───────────────────────────────────────
 歴史と伝統のまち文京区の良いところを、区内の人にも区外の人にも知って頂きたいと散歩の会を開催しております。
みなさん一緒にお散歩しましょう。
■日 時:9月14日(土)11時から約3時間(途中参加・途中まででもOK)
■場 所:丸の内線 新大塚駅(マクドナルド前あたりに集合)
■申込み:メールにて名・住所・電話番号を記載して申し込みください。
前回の模様はこちらから御覧ください (千石編です)
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(3)9月21日(土)開催 エビちゃん食育隊「かわいいキャラ弁を作ろう」
─────────────────────────────────────
フードアナリスト1級であり 食育団体「フーディングジャパン」の代表も務めるえびさわけいこは、多くの方に食育について興味を持って頂き、健康なカラダと心を作って欲しいと願い、エビちゃん食育教室を開催しています。
今回は文京区内に会社がある「フジッコ(株)」とタイアップ企画で開催いたします。
■日 時:9月21日(土) 午後2時から約3時間
     ※15分前までにお集まりください。
■会 場:フジッコ(株)(7階料理教室)(文京区音羽1-26-16)
     ※東京メトロ有楽町線護国寺駅または江戸川橋駅より徒歩5分
■会 費:子供 1,000円(中学生まで)
     学生 1,500円   大人 2,000円(材料費・飲み物代込)
■メニュー:キャラクター弁当
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【3】エビちゃんのiPhoneアプリはインストールされていますか?
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”えびさわけいこ”の公式iPhoneアプリ『文京エビプリ by エビちゃん応援隊』をご存じですか!?
●文京区の魅力、日々の(えびさわけいこの)議員活動や文京区の政治などをご紹介することによって、少しでも政治や地域・生活について楽しく身近に興味を持つキッカケづくりのお手伝いができたら嬉しいです!
無料なので費用は一切かかりません、詳細は公式ページを御覧ください。
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※パケット代などの通信料はご負担下さい。

《対談》護国寺 岡本貫首に伺う「お盆は“母の日”なんです」

新コーナーの「対談!エビちゃんが聞きました」

第1回目は、平成25年8月15日、護国寺にて
真言宗豊山派大本山護国寺 第五十三世貫首 岡本永司さまと対談しました。お話(対談)がとても盛り上がったので、3回に分けてご紹介いたします。

仏教の教えは日本人の心や生活習慣に知らずと深く刻まれていますが、この対談で改めて気付くことがたくさんありました。エビちゃんも楽しみつつ、いろいろな方とお話をしていきたいと思います。では!


えびさわ:文京区議会議員えびさわけいこ
岡  本:護国寺貫首の岡本永司さん
敬称は省略させていただきました。


taidan_gokokuji.jpg

えびさわけいこ(以下えびさわ)
毎週日曜日の九時から行われている修養会にこの間行きそびれてしまって。
その時にお話しされたお盆のことについて聞くことが出来なかったのですけど……

岡本永司貫首(以下 岡本貫首)
お盆というのは母の日なんですね。日本の母の日は何日だか知ってる?

えびさわ
5月の第2の日曜日ですよね

岡本貫首
そうでしょう。でもこれはアメリカ流の母の日でね、アメリカのアンナさんという女性が毎年毎年お母さんの命日にお墓に白いカーネーションを持っていっていたんですよ。
それを聞いた同時のアメリカ大統領であるウィルソンが感激して、議会にはかった結果議決を経て5月の第2日曜日が母の日としたのです。

えびさわ
あっ、確か小学校の時に聞いたことがあるような気がします。

 岡本貫首
それを日本が取り入れて、母の日・母の日と大騒ぎしてるでしょ。でもこれはアメリカ流の母の日なんですよ。
それで、本当の日本流の母の日がいつだか知ってますか?

えびさわ
知りません。いつも、その5月の第2週の日曜日に、実家の母と義理の母にお花を贈っていました。

岡本貫首
日本流の母の日は、5月5日だよ

えびさわ
えっ、それは「こどもの日」じゃないですか!?

gokokuji_02.jpg岡本貫首
そう「こどもの日」ですよ。みなさんもそう思っているでしょう?
でも、「国民の祝日に関する法律(昭和23年法律第178号)」というのがあって、その第2条に『5月5日を子どもの人権を守り子どもの幸せを守る日と共に母に感謝する日とする』と書いてあるんですよ。

えびさわ
帰ったら、早速ちゃんと読んでみます! 

岡本貫首
だから日本流の母の日は、5月5日なんですよ。そしてもう一つの母の日がお盆です。

えびさわ
どうしてお盆も母の日なのですか、お盆は先祖に感謝する日ではないのですか?

岡本貫首
お釈迦様の十大弟子の一人に目連(モクレン)という非常に神通力の強い者がいました。
その目連が、自分の亡くなった母親が、死後をどのように素晴らしいところで過ごしているだろうかと、神通力を使って見たところ、ウランバーナという逆さ吊りの責め苦を受ける母の姿が目に映ったのです。
これは大変なことになってしまったと、目連はお釈迦様の元に飛んでいき、「なんとかして母を助ける方法は無いでしょうか」と訴えました。
するとお釈迦様は、「お前の母親はとても罪深いから地獄に落ちてしまったのだ」と仰ったそうです。

えびさわ
罪深いから?

岡本貫首
そう。目連さんのような立派な人のお母さんがですが、自分の子供を大事にするあまり他人の子を虐げたり、邪険に扱っしまったたりしたからなのですね。
だから自分の子供にとってはよい母だったが、他人の子に関しては罪深い母だったということです。

えびさわ
愛情が深すぎたのですね。ちょっと悲しい話ですが、他の子ども達から見たら、確かに嫌な大人ですね。

岡本貫首
目連さんは、大勢のお坊さんにお経を唱えて供養してもらえば母親は良いところに行けるだろうということで、7月15日に大勢のお坊さんに供養してもらったのです。
(なぜ7月15日かというと、インドでは4,5,6月というのは雨期で外を出歩けず、お堂の中にこもって修行したり討論したりするんですね。これを夏安居というのですが、それが終わる日が7月15日なんです。)

そして、この日に供養してもらった母親は良いところに生まれたという話です。ですから目連さんが自分の母親を救うために行った行事が、ウランバーナに由来して盂蘭盆会(うらぼんかい)と呼ぶわけです。ウランバーナというのは元々逆さ吊りにされて虐げられる日で、その責め苦から救われる日が盂蘭盆会(うらぼんかい)というわけです。

えびさわ
なるほど。お盆は、ウランバーナから来た言葉だったのですね。

岡本貫首
このように目連さんが一生懸命母のために供養した日がお盆であり、母の日でありまして、お釈迦様の定めた母の日というのが7月15日なのです。だから「アメリカ流の母の日」、「法律で定められた母の日」、「お釈迦様の定めた母の日」と、3つあるわけです。

gokokuji_01.jpg

えびさわ
そういうのを本当はちゃんと道徳として子どもたちに教えてあげたいですよね。この年まで知らなかった自分が恥ずかしいです。

岡本貫首
今のお母さんは自分の子どもを可愛いがっているのはいいんですが……

えびさわ
自分の子どもだけでなく、すべての子どもを可愛がらないといけませんね。

岡本貫首
そう。他の子供を邪険にするのは罪深いのであって、広い心で、すべての子どもを大切にしないといけないのです。

えびさわ
今日の話を保護者の皆さんにも、ぜひ聞いてもらいたいです。
自分の子供だけを可愛がらずに、みんなで子ども達を見守っていきましょうと。
保護者に限らず、より多くの方に聞いて欲しいですね。
子どもは未来の宝物ですもの。みんなで大切に育てていかないと!!

岡本貫首
そして、子ども達も、目連さんのようにお母さんに感謝をする気持ちを忘れてはいけません。

えびさわ
そうですね。来週のお盆には、実家に帰って母に「ありがとう」と伝えてきます。
(東京のお盆は7月ですが、東京以外は8月です。)


第一回目の『対談!エビちゃんが聞きました』は護国寺貫首の岡本永司さんとでした。
僕は、お寺の貫首と聞き堅苦しいイメージがりましたが、全く違いました。
岡本貫首は、護国寺に植えているお花を自ら育てるなど、それまでイメージを払拭してくださる親しみやすい方でした。

この記事の中で紹介したように、毎週日曜日の午前9時から護国寺の本殿で“修養会”が開かれ、貫首の仏教と関連した興味深いお話しを聞くことができます。少しでも興味のある方は是非参加してみて下さい。
僕も1度参加してみたいと思います。

写真撮影:刈谷 学  取材協力・記事:吉倉 実功

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