9月の平成19年 第3回定例会議ではじめて
自民党の代表として区長に一般質問をしました。
質問の主なものと、区長の答弁を報告いたします。
区長に一般質問しました!!
区民の皆様からのご意見を背景に、20年間企業で働いた事や、父の介護で経験した事。
今までの海老澤の生活の中で感じ事と、自民党や各自治体の勉強会に出席し感じ事の疑問のうち、
下記の5つについて、ボードを使って質問いたしました。
質問内容
1.公会計制度について
2.介護について
(介護施設の今後と、介護サービスの従業員について)
3.誰もが安心して行きかうことの出来る道路整備について
1)道路のバリアフリー化の拡大
2)自転車専用レーンの設置
3)自転者利用者のモラル向上の条例を提案
4.区民との協働パートナーシップについて
5.区内の国有地・都有地について
1.公会計制度について
(継続的に財務状況がわかる財務諸表)
・質問
現在の区の決算書は、単年度の「現金の収支」は判るが、過去から現在の「資産」や、将来にどのくらい「負債」を負っているのかが、つかみにくい。
「国」は、平成21年をめどに、各地方公共団体に「連結財務書類4表」を作成・公表する事を求めている。
「都」も、複式簿記・発生主義会計の考え方を取り入れた。
この動向を踏まえ、21年度に向けて、区民に判り易い公会計制度をどのよに取り組んでくのか?
・区長の回答
指摘の通り、現状では正確なコストが把握できません。
国や都、他区の状況を調査し、現行の財務会計システムとの整合、複式簿記導入のコスト等、研究を要する課題がある。
よって引き続き関係部署において研究していく。
2.介護について(介護施設の今後と、介護サービスの従業員について)
8月発売の「週刊ダイヤモンド」の特集で、「安心して住める街」の第一位に文京区が選ばれていました。
しかし、その特集を項目別に見ると文京区は、
病院・診療所数は全国8位ですが、訪問介護事業所数は304位、老人福祉施設入居定員数は、なんと693位でした。
1)「くすのきの郷」の現状について聞いた
・質問(1)
返済金額はいくらで、いつ返済されるのか?
・区長の回答
返済金の合計6164万円
不正金額約4396万円・加算金額約1758万円・生活困難者に対する負担軽減分約10万円
返済予定9月予定。
・質問(2)
くすのきの郷の民間事業者選定は現状どの段階か?
・区長の回答
9法人から申し入れがあり選定中。
後日厚生委員会で、社会福祉法人「フロンティア豊島」と報告があった。
・質問(3)
民営化でサービスレベルが低下することが無いよう区はどのような形で、関与していくのか?
・区長の回答
新法人と施設運営に関する協定(報告書等の提出義務・区が業務実施の確認ができる)を締結。
協定に反した時は、土地建物の無償譲渡を解除する規定。
立ち入り等の実地指導も積極的に実施。
2)指定管理者制度のチェック体制について
・質問
くすのきの郷の件は、「指定管理者制度」のあり方にも問題があったのでは。
今後、全指定管理者に対してのチェック体制をどうするのか?
・区長の回答
区条例に基づき事業報告書を提出させる。
評価検討会を設置し管理運営費等を検証。
今後は外部評価制度等を導入を検討していく
3)介護予防拠点施設(旧小日向寿会館、旧西原寿会館館)について
・質問
コムスンとの契約はどうなっているのか。
運営事業者は、業務以降先のジャパンケアーサービスにするのか?
一日も早い開設を望むがいつ開設するのか?
・区長の回答
コムスンとは契約を解除した。今後の運営業者について
は、区として選定方法もあわせて検討中。
開設については現段階では申し上げられない。
4)介護サービス従業者への待遇改善について
・質問
くすのきの郷の原因の一つに、人の確保の難しさがあったと言われている。
私は、区民の方に安心して介護を受けていただきたい。
その為にも、介護従事者が、誇りを持って、仕事に見合う待遇が得られるよう、区としても何らかの手を打つべきだ。
・区長の回答
重大な課題だと認識している。
区としては、次期介護報酬改定に向け、国や都に対して東京等を通じて人件費の比率の引き上げ、地域格差を考慮した改定を要望していく。
3.誰もが安心して歩ける道の整備について
1)道路のバリアフリー化の拡大を依頼
・質問
千駄木や、湯島ではバリアフリーの道路はあるが、文京区全域でみると、まだ不十分ではないか?
車椅子の方も、ベビーカーの方も誰もが安心して外出できるバリアフリーの道を増やして欲しいです。
・区長の回答
道路整備は、すべての人々が、安心安全して移動し自立して社会生活を送るための重要な基盤整備。
今後も計画的に推進していく。
2)自転車専用レーンの設置について
・質問
6月に公布された、
「道路交通法の改正(自転車の、通行区分の明確化が緩和されます)」
を踏まえ、自動車と自転車、歩行者が安心して走れるために、
自転車専用レーンの整備につい検討して欲しい。
今年1月に大分で自転車専用レーン実験が行なわれた。
10月には世田谷で行なわれる。
※18年の交通事故データー
全国で自転車が絡んだ交通事故は17万4262件。
うち対歩行者は2767件。10年前に比べて5倍近く増えています。
死亡事故も起きている。
・区長の回答
自転車専用レーンは有効な手段と考えますが、幅員の確保など様々な課題がある。
今後、国道と同各道路管理者および警察と連携を図り検討していく。
3)自転者利用者のモラル向上の条例を提案
・質問
自転車利用者のモラル向上について具体的に体的のどうしていくか?
取手市では、4月に、自転車利用者の「モラルの向上」の条例が施行された。
是非、文京区でも条例も検討して欲しい
・区長の回答
春・秋の交通安全運動などで、交通ルールのやマナーの向上に取り取り組む。
自転車の乗り方講習会も小学生以外にも実施していく。
4.「区民との協働、パートナーシップ」についてお伺いします。
・質問
昨年、三鷹市では「無作為抽出」で選ばれた市民による話し合いで「まちづくり」の方向性を決めた。
(ドイツ発の「プラーヌンクスツェレ」と言う手法)
新たな「区民参画」の方法と、区民との協働パートナーシップについてどう考えるか?
・区長の回答
今後もより積極的に、区民の声を区政に反映していきます。
無作為抽出による区民参加の手法についても見当してまいります。
5.国有地・都有地の管理について伺います。
・質問
・すでに使用されていない、「後楽の労働保険会館」や、
7月に火災のあった「清華寮」など、今後の予定はどのようになっているのか?
・清華寮の火災跡地について、区から国へ管理体制の要請を出してくれるように依頼。
・区長の回答
労働保険会館については、小石川税務署等のの移転先として予定されている。
「清華寮」については未定。
平成19年第3回定例会会議録
平成19年第3回定例会会議録(えびさわけいこ 一般質問内容)
平成19年第3回定例会において可決された議案