平成24年度 第4回定例議会報告

こんにちは、文京区区議会議員のえびさわけいこです。

2013年が始まりました。
皆さまのお蔭で、昨年末の衆議院選挙で自民党が政権奪還を果たすことができました。ありがとうございます。
現在の日本は、経済、外交・安全保障、教育、社会保障、そして東北の復興など多くの課題を抱えています。

文京区においても地域防災計画の見直しや、子育て支援、高齢者施策などをしっかりと進め、みんなが安心して住める文京区をめざしてまいります。

「文京区地域防災計画」の見直しについて(災害対策調査特別委員会)

平成24年11月、区では「文京区地域防災計画」の素案が見直されました。
区を取り巻く環境や、東日本大震災の課題や新たな被害想定への適切な対応、そして被害の最小化及び拡大防止を実現するため、以下の3つの視点で検討が行われました。

  1. 人的被害の減少(建造物等の安全化や災害時要援護者の支援)
  2. 自助・共助の強化(備えの強化)
  3. 区の災害対応力の強化(区の応急対策の活動体制の強化等)

えびさわは、災害時における要援護者の支援という視点から、避難所に設置される医療救護所について医師や関係者の連携体制、使用する医療器具等の環境を整備することが今後の課題だと考えています。

高齢者あんしん相談センターについて
(少子高齢化社会対策特別調査委員会)

平成18年度に設立された地域包括支援(高齢者あんしん相談)センターへの総相談件数は、年々増加の一途を辿っています。平成18年度に10,026件だった相談件数は、平成23年度には27,019件にまで増え、設立時の約3倍の数字となりました。

相談内容は、認知症に関する相談件数が平成18年度には350件でしたが、平成23年度には2,065件に増えました。これは、確実に認知症の患者、及び家族に認知症の患者を抱えて悩んでいる方が増えていることを示しています。

 えびさわは自身も認知症サポーター養成講座の講師役として、認知症について多くの方に理解を広めていきたいと努力をしています。認知症の方だけではなく、認知症家族の方々を地域で支える施策をさらに進めて行くべきと考えます。

「高齢者あんしん相談センター富坂分室」について(厚生委員会)

高齢者の方が、健やかに安心して暮らせるようサポートする機関である地域包括支援(高齢者あんしん相談)センターの「富坂分室」が開設されることになりました。
現在文京区には、4つの高齢者あんしんセンターがあります。高齢者人口が増え、上記の少子高齢化対策調査委員会で報告があったように相談件数も大変増えています。
えびさわは、高齢者あんしんセンターを増設し、身近で相談ができるようすべきと要望してきました。ついに、25年度に増設の予算が付きました(計8個となります)。
待つだけの施設ではなく、地域に出て活動していく「動く施設」となって欲しいです。

認知症高齢者グループホームの開設について(厚生委員会)

文京区で6カ所目となる新たな認知症高齢者グループホームが、平成25年2月に本駒込(本駒込5丁目

66番5号)に開設されることになりました。
施設名称は「文京ひかりの里」(仮称)、定員は27名(3ユニット)です。このグループホームの設置者は、医療法人である「創建会」です。介護と医療との連携が期待できると思います。このように新しい有益な施設が増えていくことを願います。

「保健医療計画<中間まとめ>」のお知らせ(厚生委員会)

福祉保険施策の分野別計画である「保健医療計画」(25年度~29年度までの5年計画)改定の「中間まとめ」が報告されました。この計画の重点課題は「健康づくりの推進」、「地域医療の推進と療養支援」、「健康安全の確保」の3点です。
「健康づくりの推進」の中で、えびさわがずっと要望していた「文京区食育推進計画」が策定されることとなりました。
えびさわは、自らも料理教室などの食育活動をしております。
子どもからお年寄りまで、バランスの取れた食事をすることはとても大切です。区が、食育に前向きに取り組んでくれる事を嬉しく思います。

※20代の区民の約半数は朝食を摂っていないそうです(『文京区健康に関するニーズ調査』より)。

「文京区保育計画」の修正について(文教委員会)

「文京保育計画」が修正され、保育サービス事業量が増加することになりました。

これは、現行の保育計画で目標とされている保育サービス事業量342人に対し、平成24年度4月1日時点で404人の拡充を図りましたが、今回の修正により平成26年度までに452人の整備を図り、さらに平成29年までの総事業量として5年間の保育サービス事業量の目標を829人とするものです。
これは、今までは保育園の定員の増員が主だったところを、今後認可保育園・認証保育園の誘致を積極的に行っていくという要旨です。
平成25年4月1日には、認可保育所である「小学館アカデミー茗荷谷保育園(仮称)」(文京区大塚一丁目4番15号)が開設されます。今後も、育児の支援ができる整備を整っていくように要望をしていきます。

「区立小学校の児童数の現状報告」について(文教委員会)

長年減少傾向にあった区立小学校の児童数及び年少人口(0~14歳の人口)ですが、近年増加しており、特に年齢が下がるほど人口が多い傾向となっています。
よって今後、地域によっては35人学級編成等への対応として、新たな教室確保が必要となってくると考えられます。
老朽化校舎対策や震災対策等を含めた区立学校全体の改修なども踏まえながら、将来の学校教室の需に対して慎重に精査し、計画的に対応していく事が重要となります。

「文京区建築安全マネジメント計画の策定」について(建設委員会)

平成22年度に東京都の「東京都建築安全マネジメント」が策定された事を踏まえ、建築行政を取り巻く課題等に効率的に対応し、建築物に対する総合的な施策を推進するための「文京区建築安全マネジメント計画」が策定されました。
建築物及び敷地の安全性の確保には、「建築物の耐震性の促進」や「老朽建築物の対策」などが重要です。
その施策として「文京区耐震化アドバイザー派遣事業」や「文京区ブロック塀等改修工事費助成制度」などがあります。多くの方が利用できるよう、周知の徹底をはかるべきです。

「平成25年度重点施策追加分」について(総務区民委員会)

平成25年度予算編成において重点的に推進すべき優先度の高い「重点施策(追加分)」が選定されました。

(文京区基本構想は、5つの分野に分類されています。)
以下は、重点施策の追加分の一部です。

  • 「子育て・教育」いじめ・不登校対策の推進(学校教育相談室等の運営。スクールソーシャルワーカーの増加など。)
  • 「福祉・健康」高齢者あんしん相談センター分室の増設
  • 「まちづくり・環境」福祉避難所及び妊産婦・乳児救護所の整備・御茶ノ水駅聖橋自転車駐輪場整備(仮称)

※えびさわが、議員になった時から要望し続けていた駐輪場が、「新大塚駅」に続いて「御茶ノ水駅」にも実現しそうです。

「新文京総合体育館・湯島地域活動センター(仮)の開設」について
(総務区民委員会)

旧文京区第四中学校跡地に建設中の「新文京総合体育館・湯島地域活動センター(仮)」が、平成25年4月に開設されるます。屋上緑化や太陽光パネルなど環境にも優しい施設です。
アリーナの他に、武道場1(畳)、武道場2(床)、アーチェリー・弓道場、卓球場、プールもある総合体育館となります。
多くの方に使って頂けるよう、区報だけではなく、HPやソーシャル・メディアなどのさまざまな媒体で周知を行って欲しいです。

リンク

・平成24年第4回定例会において審議された議案(文京区ウェブサイト)>

・平成24年第4回定例会会議録(文京区ウェブサイト)



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