えびさわけいこ通信35号

 

こんにちは、えびさわけいこです。

平成30年がスタートしました。

今回のえびさわけいこ通信は、昨年末の議会でえびさわが自民党を代表し区長及び教育長に質問した内容の一部をまとめました。

文京区の平成30年度の重点施策には、高齢者社会への対応として 「介護人材の確保」などの施策や、待機児対策や教育施設の充実、 災害対策など危機管理の強化、そして、東京2020オリンピック・ パラリンピック大会推進など「50」の施策があげられました。

 


 

幼児教育の無償化への対応を検討

Q:えびさわの質問
自民党は、2020年度までに3歳から5歳までのすべての子どもたちの幼稚園・保育園の費用を無償化、0歳から2歳児については所得の低い世帯について無償化すると公約をしました。

現在の文京区の保育料は、保育園は所得に応じ29段階に分け、幼稚園は「受益者負担の適正化」の方針に基づき毎年ほぼ1000円ずつ値上げしてきました。無償化となる2020年までたった2年です。

文京区が、来年も幼稚園保育料を1000円値上げすることは適切ではないと考えます。幼稚園の保育料については現状に留め置き、国の方向を見据え検討していくべです。

A:区長の回答
「受益者負担の適正化」の考え方に基づき、幼稚園保育料を改定してきましたが、国の「・子育て支援新制度」の導入を受け、新たに別途、検討を進めています。
国の幼児教育・保育の無償化が具体化しつつあることから、幼稚園の 保育料を現状に留め置くこととします。

 

認知症施策の推進

Q:えびさわの質問
介護保険の認定者のうち、区内で認知症と思われる方は、平成29年4月時点で4,985名です。

認知症は家族だけでは支えきれません。周囲の理解を深め、地域で支え合っていく仕組みが必要です。
気になった時に、本人あるいは御家族の方が相談できる「もの忘れ医療相談」はとても有効な取組みです。

ところが、昨年の相談対応件数は36件、訪問支援件数は、たった13件です。現状の課題をどう考え、今後どう対応しようとしているのか。

A:教育長の回答
各高齢者あんしん相談センターでは、各専門医が月1回「もの忘れ相談」を受けておりますが、周知度の向上が必要と考えています。

今後は、案内用のリーフレットを作成し、より多くの方々にご利用いただけるよう配布し、事業周知を行っていきます。

 

高齢者のための補聴器購入助成制度導入を提案

Q:えびさわの質問
現自認知症の発症と、進行の予防には「社会参加、活発な精神活動」が有効とされています。高齢になると耳が聞こえづらくなる難聴の方が増えます。

難聴になると、会話中に聞き返す事が増え、自信を失い、コミュニケーションが減っていくという悪循環に陥ってしまいます。
そこで、他区ではすでに実施している「高齢者のための補聴器購入助成制度」を提案します。

A:区長の回答
高齢者にとって補聴器は重要なものと認識しております。
しかし、個人によって聞こえ方の差や機能に応じた様々な機器があることから、今後購入助成を含め研究してまいります。

 

病児・病後児保育施設増設を要望

Q:えびさわの質問
えびさわが、以前に代表質問で要望した、訪問型病児・病後児保育のサービスを導入してくださった事、本当に嬉しく思っています。

このサービスの利用者も年々増えていますが、区内にある2箇所の病児・病後児保育施設も利用者が増加し、日によっては利用できない方もいると聞きました。

平成30年には106名・平成31年には203名のニーズに答えられない見込みが出ています。
女性が安心して働く環境のひとつとして、病児・病後児保育施設の増設を含め早急に対応すべきです。

A:区長の回答
保育園の増加に伴い、病児・病後児保育のニーズも高まっていることから事業量が不足している状況を確認しました。
新たな施設整備には、医療機関の協力のほか、地域バランスなどの課題がありますが検討を進めていきます。

 

特別教室の整備を要望

Q:えびさわの質問
普通教室には、すべて電子黒板が設置され、体育館には冷暖房設備が入り、トイレも改修も進んでいることに感謝をしています。今度は、家庭科室や理科室などの特別教室について整備を進めてください。

オール電化の設備がある学校もあれば旧式のガスコンロをそのまま使用している学校があります。この差を1日も早くうめ、子どもたちの興味を駆り立てる授業を 行って欲しいです。

A:区長の回答
特別教室の改修や設備の更新については、すべての学校と協議し現地を確認しております。
改修については、大規模かつ長期間の工事になる ため改修内容及び改修時期等に関して学校と 協議し、計画的に実施することとしています。

 

区立図書館の整備を要望

Q:えびさわの質問
定管理者制度が導入され、本の充実はもちろんですが、映画の上映会・講演会・本の読み聞かせなど、さまざまなイベントが行われソフト面はずいぶん充実してきたなーと感じています。
しかし、図書館によってはエレベーターが無かったり、トイレが和式だったりと、ハード面の設備が遅れています。 改善を進めるべきです。

A:区長の回答
区立図書館の一部において、老朽化が進んでいることは認識しております。

今後は、小石川図書館の改築について検討するとともに、他の施設にも快適な読書環境を提供するため関係部署と協議をしながら改善を図ってまいります。

 

避難所のレンタルトイレの常設を提案

Q:えびさわの質問
全ての避難所には簡易トイレや、下水と繋がったマンホールトイレがあります。

しかし、青柳小学校のように丘の上にある学校など立地によっては避難所敷地内にマンホールトイレが無いところもあります。
マンホールトイレは、水の確保が必要なため、設置工事に大変お金がかかると伺ました。 そこで、レンタルトイレを避難所となる学校に常設しておく という方法を提案します。

A:区長の回答
避難所となる学校に常設するには、スペースの確保や日常的な管理、費用対効果などの課題があるため、災害時協定に基づく仮設による設置を考えています。

 

犬や猫などのペット同行・同伴避難場所を検討

Q:えびさわの質問

避難所には動物が苦手な方やアレルギーをお持ちの方もいます。
泣き声や臭いはトラブルの要因となります。

ペットを飼っている人にとってペットは家族です。置いて避難することは到底出来ません。
たとえば目白台運動公園などに 一定期間テントを張り、ペットの同行や同伴避難のできる 場所を検討すべきです。 パートナーである盲導犬や補助犬は同伴避難ができるべきで

A:区長の回答
避難所にペットを同行する非難者は一部であると 想定していますが、避難所のスペースが不足する場合には、 「地域防災計画」に基づき、文京区獣医師会等と連携や他県市への要望も含め、他の飼養場所の確保を検討してまいります。
盲導犬など補助犬を同行している 避難者については、避難所の要配慮者スペースを案内するよう想定しています。

 

「自転車活用推進計画」推進を要望

Q:えびさわの質問

10年前は1つも無かった自転車専用レーンが、少しずつ増えて来た事は評価をしますが、まだまだです。
今後どのように推進していくのか、現在、中央区や港区では、歩道の中に自転車専用レーンの設置を進めています。

文京区でも、自転車専用レーンを歩道に整備を進めるべきです。
また、来年度の重点施策として「無電柱化の推進計画」を作っていく際には、合わせて自転車専用レーンや自転車ナビマーク等の「自転車活用 推進計画」も進めてください。

A:区長の回答
自転車走行空間の整備については、国や都が整備を進めており、警察も区内の道路でナビマークの設置を順次進めているところです。
小石川後楽園周辺の道路が、東京2020 ・パラリンピックにむけた自転車推奨ルートとして指定されているため都とともに整備を進めています。
また、その他の自転車走行空間の整備については、区道のバリアフリー整備や無電柱化整備を 含め検討しています。

 

プレゼンテーション能力向上への取り組み

Q:えびさわの質問
2020年にプログラミング教育が小学校から必修となります。 本区では学校のICT環境の整備は進んでいると思います。
ICTを使ったプレゼンテーション能力向上にもつとめていくべきです。来年度は重点事業をして取り組むとのことですがどのような内容ですか。

A:区長の回答
社会に出る上で重視されているコミュニケー ション能力を育成することを目的に、平成30年度は小学校3校、 中学校3校でモデル事業を実施します。
実際に児童・生徒が プレゼンテーションを行うなど、実践的な内容を想定しています。

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