平成25年度 第1回定例議会報告

こんにちは、文京区区議会議員のえびさわけいこです。

今回は、「第1回定例議会」と「平成25年度予算審査委員会」
について報告いたします。

25年度予算は「協働を推進し、活気に満ちた地域社会を創造する予算」と
位置付けされ、一般会計の予算規模は、前年度に比べ2.2%増の
710億4,400万円となりました。

限られた経営資源の中で、「子育て支援」や「高齢者福祉」、
そして「災害対策」をはじめとする区政の課題に、
皆さんと一緒に的確に対応していきたいと思います!

「文京区地域福祉保険計画」について(厚生委員会)

「文京区地域福祉保険計画」が改定されました。
「がん検診の受診状況」は、年々増加傾向ではありますが、平成23年度の子宮がん検診(27.8%)乳がん検診(17.8%)とまだまだ低い状況です。

「特定健康診査」の受診状況はほぼ横ばいです。
少しでも多くの方が受診できるよう、平成25年度からは受診期間を2週間前倒しをし、受診可能期間を延ばし、さらにこの期間中に受診できなかった方を対象に、1月末まで受診できる体制をとっていきます。

ひとりひとりがきちんと健康診査を受け、自分自身で健康管理を行って欲しいです。

「いじめ対策指針及び対応マニュアル」について(文教委員会)

昨年度いじめ実態把握と解決・未然防止に向けて「いじめ対策委員会」が設置され、このたび「いじめ対策指針及び対策マニュアル」が作成されました。
マニュアルには、「いじめの定義」や「いじめに関する意識調査結果」をはじめ、「いじめ問題への組織的な対応について」や「教職員の意識向上」などが盛り込まれています。

現在、教育関係者への周知を行っています。この2月には、学校だけではなく児童館・育成室職員を対象とした説明会も実施されました。

「マニュアルを作って終わり」ではなく、マニュアルに基づき、「早期発見」・「早期解決」が実現できるよう組織的な対応をしていって欲しいと、えびさわは願っています。

「特別養護老人ホームの整備方針」について(厚生委員会)

(1)新しく特別養護老人ホームが整備されます。

新しく特別養護老人ホームが建設されることになりました。

この施設は、春日2丁目にある国有地を利用し平成29年の開設を目指します。
区では、建設補助制度を整備し、民間事業者による特別養護老人ホームの開設を支援する予定です。
この施設が完成すると、区内で5つ目の特別養護老人ホームができることになります。

(2)既存の特別養護老人ホームの改修工事について

既存の4つの旧区立特別養護老人ホーム(大塚みどり・白山・くすのき・千駄木)が老朽化のため、大規模改修を検討しています。
現在、教育センター跡地に新設される特養老人ホームを移転改築用地として活用し、新設された所に4つのうちひとつを移転し、空いたホームの改修工事を繰り返すカタチで改修を進める予定です。
つまり、特養老人ホームを順次移転していくということになります。

えびさわは、順次の移転や改修工事などで入居者や家族の方にストレスがかからないかが心配です。施設側は、入居所及び家族の方にきちんと説明をし、ケアを行い、可能な限りストレスを軽減してほしいと思います。

さらに、この改修を機に、それぞれの特別養護老人ホームの機能やサービスレベルなどが同じように保たれ、さらにそれぞれが自立した運営になっていく事を願っています。

「プレミアムお買物券」について(地域振興委員会)

「文京区プレミアムお買物券」の発行総額が、平成25年度は8800万円から1億円へ増額されることとなりました。

プレミアムお買物券とは、文京区商店街連合会から販売される、区内の消費の拡大や地域経済の活性化、そして売上の1%を東日本大震災への復興協力とすることを目的としたものです。

1セットが「1万1,000円分」で「1万円」で購入できます。
現在、販売期間は2日間、販売場所も主に区内9ヶ所に限られています。

今後は、販売期間の延長や、購入場所の拡大などを検討し、お買物券を買い求めやすくなるよう工夫をしていって欲しいと思います。

「目白台保育園の耐震補強工事」について(文教委員会)

平成25年度、目白台保育園が耐震補強工事に入ります。
平成25年の4月から6月にかけて仮園舎を整備し、仮移転期間は平成25年7月から平成26年2月を予定しています。
(移転場所は環状4号線事業予定の目白台1丁目12番付近です。)

工事期間中、同じ建物内にあった児童館は休館となり、夏休み期間など必要に応じて「青空児童館」が実施されるとのことです。
育成室は、関口台町小学校校舎の一部を利用することになります。児童館が使えないことはとても心配です。
子供たちや保護者のために、工事期間中の対策をしっかり考えてほしいと思います。

「区設真砂市場」が廃止されます(総務区民委員会)

文京区民センターの1階にある「区設真砂市場」が、平成27年3月をもって廃止されることとなりました。
真砂市場は大正8年に開設され、長年「文京区の台所」として親しまれてきましたが、近年は来場者が減少していました。

今後、廃止に向けて現在入店している方への説明を進め、東京都の「補償算定要綱」に基づいて移転経費が区から支出されます。再生に向けて店舗誘致も行われていた経緯や、敷地内に都営住宅があるため、入店者や住宅の入居者への補償がきちんと行われるようにしてほしいです。

「戸籍住民課証明発行業務」が民間委託に(総務区民委員会)

平成26年2月より戸籍住民課「証明発行業務」が、民間企業に委託されることとなります。
民間企業の活力を活用し、弾力的で効率的な窓口業務によって、区民サービスをさらに向上させることが狙いです。

委託される主な業務は、窓口や郵送での戸籍謄抄本や住民票など証明書の交付業務、電話での問合せの対応業務、戸籍証明に関する相談業務などです。

えびさわは、サービスレベルの向上を期待するとともに、セキュリティ対策をしっかりと行ってほしいと考えています。

「平成25年度の予算」について(予算委員会)

平成25年度の予算について、一般会計の予算規模は、前年度に比べ2.2%増の710億4,400万円となりました。

福祉センターや第六中学校等の大規模な施設整備を予定しております。
国民健康保険特別会計の予算規模は、保険給付費の増額等により、前年度に比べ3.3%増の185億8,000万円となりました。
介護保険特別会計の予算規模は「高齢者あんしん相談センター分室」の増設に伴う運営費の増等により、前年度に比べ3.3%増の136億1,100万円となりました。

 

<都市整備費>
ついに、区内地下鉄の中で唯一エレベーターがなかった「江戸川橋駅」に、平成27年度中の開始を目指しエレベーター設置の工事が着工される予定です。大変うれしいです!

<防災費>
防災対策・福祉避難所及び妊産婦・乳児救護所整備について、跡見学園大、貞正学園、日本女子大、東邦学園の協力を受けることとなりました。また、中高層マンションの防災対策支援も新規授業として計上されました。

<総務費>
「わたしの便利帳」について、新たな試みとしてNTTタウンページとのタイアップを検討しています。内容は維持されながらも、年予算2400万円が600万円に圧縮されます。

また、区ホームページが平成26年度中にリニューアルされることになりました。見やすく便利なサイト作りを行ってほしいと思います。

<衛生費>
昨今流行している風疹について、区としては緊急で成人を対象とした「予防接種費用助成事業」を実施することになりました。

リンク

  • 平成25年第1回定例会において審議された議案(文京区ウェブサイト) 
  • 平成25年第1回定例会会議録(文京区ウェブサイト)

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