2月26日に、エビちゃん食育隊プロデュース「みんなも作ろうmy顔パン」
を開催しました。
国産小麦を使った本格的なパン作りです。
「顔パン」「ピザパン」の2品を作りました。
顔パンは思い思いの形を作って、
ピザパンはトッピングをアレンジして
自分好みのパンを作りました。
調理の後、文京区議会議員で
フードアナリストのえびさわけいこから、
「食育ミニ講話」がありました。
今回のミニ講話のテーマは
「小麦粉から作られている食品と国産小麦の自給率について」です。
その模様を報告させていただきます。
★親子で、お友達同志で、今回もたくさんの方にご参加いただきました。
順調に準備が整い、いよいよ始まりました。
えびさわけいこから皆さんに、挨拶とお願いがありました。
「手洗いをきちんとしましょう!!」
調理の前は清潔にしましょう。
先生はパン作り大好き、甲賀晶子先生です。
甲賀晶子先生は国産小麦と酒粕酵母のパン作りを独学で習得しています。
今回の材料です。
★先生から最初の工程、ピザの生地作りの説明です。
皆さんすごく熱心に先生のお話を聞いてくれます。
小麦粉にイースト菌、塩、砂糖、ぬるま湯を加えてこねます。
ぬるま湯の温度がポイントです。
熱すぎても、冷たくても、イースト菌がちゃんと働いてくれません。
生地がまとまってきたら、打ち粉をした台の上でさらにこねます。
手のひらに力をこめて、一生懸命こねます。
こねが終わったら、丸めて、大き目のボールに入れて、ラップをして、発酵させます。
★先生から次の工程、顔パンの形作りの説明です。
今回パンを2種類作るので、顔パンの生地はあらかじめこねて1次発酵を済ませてあります。
生地作りはピザパンと同じです。
生地を分割して丸めて少し休ませたら、さあ顔パン作りますよ!
1個分の生地をスケッパーで切り分けて、髪や鼻にします。
目は黒オリーブ、口はカシューナッをトッピングします。
★どんなパンを作っているのかな?
かわいいパンが出来るといいですね!
かわいいウサギさんとブタさんが出来上がりました。
ここからしばらく2次発酵させます。
生地を乾燥させないのがポイントです。
2次発酵が終わったら、照り玉を塗って、180℃に温めたオーブンで10~12分焼きます。
だんだん焼き色が付いていい香りがしてきます。
★ピザパンの1次発酵が終了です。
生地が3倍くらいに膨れました。
先生から次の工程、ピザパンのベンチタイムと生地伸ばしとトッピングの説明です。
ピザパンの生地は1次発酵が終わったら、生地を分割して、丸めて、布で覆って休ませます。
これをベンチタイムといいます。
パンは何回も発酵させたり、休ませたり、結構時間がかかりますが、
その時間がパンを美味しくしてくれます。
★休ませている間にピザパンのトッピングを準備します。
今回はトマト&キノコのハーフ&ハーフを作ります。
トマトは薄くスライスして、キノコはガーリックと軽く炒めます。
ピザパンは2次発酵をしなくても大丈夫です。
ベンチタイムが終わったら丸く伸ばして、トマトソースを塗って、トッピングをのせ、
チーズをたっぷりかけたら、200℃に温めたオーブンで10~15分焼きます。
皆さん本当に手早くて上手です!!
★あっという間に10分たって、顔パンの焼き上がりです!
スゴイ!スゴイ!かわいい顔パンが出来ました。
そしてピザパンも焼き上がりました!
チーズとろ~りでおいしそうですね。
パンの焼きたての香りがたまりません。
顔パンは少し冷まして、ピザパンはアツアツをいただきます。
★いよいよお楽しみの試食会のはじまりです。
みんなそろって「いただきます!!」
かわいい顔パンが出来ましたね!
食べてしまうのが惜しい感じです。
中のあんこがアクセントになってとってもおいしいです!
ピザパン皆さんに大好評!
もっちりしたパンがピザにピッタリです。
★最後にえびさわけいこから「食育ミニ講話」がありました。(下記をご覧ください)
楽しいパン作りは残念ながら終了です。
食器の後片付けも、調理台の掃除も、床掃除も、みんなで協力で、全て無事終了。
今回も楽しかったです。
食べることの大切さや、楽しさが伝わると嬉しいです。
【えびさわけいこ「食育ミニ講話」】
今日はみんなでパンを作りましたが、パンは何で出来ているか知っていますか?
そうです、「小麦粉」です。
では、ごはんは何で出来ていますか?
そうです。「お米」です。
小麦粉で出来ている食べ物は、他にどんなものがあると思いますか?
そうです。「うどん」・「パスタ」「ラーメン」「クッキー」などたくさんあります。
農林水産省から報告されている、平成21年の日本の自給率は40%です。
これはね、今みんなが食べている物の40%は日本で60%のは海外から
輸入してるって事なんですよ。
今日、パン作りで作った小麦粉は、国産です。
小麦粉の自給率は平均よりずっと低くって、20%で、80%が海外から
輸入に頼っているんです。
もし、もし戦争などで輸入が止まってしまったら、日本は大変な事になってしまいます。
私たちは、他の国の方々とも仲良くしていかなくてはいけません。
それと同時に、安心で安全な日本の食糧生産をあげていかなくてはいけません。
そして、日本の自給率もあげていかないとね。
みんな出来るだけ、日本のものを食べてください。
◇えびさわけいこから皆様へ◇
えびさわけいこは、講義・講演だけでなく、
みんなで調理したり、食べるなど、
実際に「食」に触れながら「食育」を考えていきます。