平成26年10月 エビちゃん食育隊「茶の湯入門・お茶席の作法」を開催しました。

10月4日にエビちゃん食育隊プロデュース「茶の湯入門・お茶席の作法」を開催しました。

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護国寺さまの本坊(和室)をお借りして、
「茶の湯入門・お茶席の作法」を開催しました。

皆さまには「お茶とお菓子のいただき方」
を学んでいただきました。

お茶席の作法だけではなく
日本文化にふれる有意義な1日となりました。

その模様を報告させていただきます。

★本坊の和室に赤い毛氈(もうせん)を敷いていただき、お茶席を作っていただきました。

 最初にえびさわけいこから皆さんに、挨拶と先生の紹介がありました。
  「エビちゃん食育隊代表のえびさわけいこです。
   たくさんの方にご参加いただきとっても嬉しく思います。
   初めての方でも気軽にご参加していただきたいと考えまして
   茶の湯入門・お茶席の作法「お茶とお菓子のいただき方」を開催しました。
 

 
   講師の先生は護国寺の貫首のご長女で表千家教授の黒田弘子先生です。
   お点前は護国寺茶道部にて黒田先生がご指導されているお坊さまがやってくださいます。」

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★お点前が始まると、えびさわけいこから風炉と炉の違いについて説明がありました
  「釜のお湯を沸かすのに10月までは風炉を使いますが、11月から炉になります。
   暑い間は広間で火の漏れない風炉を使い、
   寒くなったら小間に炉を切って部屋を暖めます。
   お茶は季節に合ったおもてなしを大切にするんですよ。」

★水屋からお菓子が運ばれました。
 お菓子はこの季節にピッタリの「菊」の生菓子でした。
 先生とえびさわけいこで、お菓子の取り回し方の手本を見せながら説明をしました。

 お菓子が回ってきたらまずは隣の方に「お先に頂戴します」のご挨拶をします。
 続いて亭主(主催者)に「頂戴します」の挨拶をして
 お菓子器に付いている黒もじ(お箸)でお菓子を取ります。 
 お配りした懐紙と黒もじでお菓子をいただいてもらいました。
 

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★お茶席で点てたお茶は正客と次客の方にお出して、三客目からは水屋で点てた
 お茶を運びました。
 先生とえびさわけいこで、手本を見せながらお茶のいただき方を説明しました。

 お茶もお菓子と同じで隣の方に「お先に頂戴します」のご挨拶をしますが、
 そのご挨拶の前に反対側の隣の方に「もう一服いかがですか?」と伺います。
 そして自分の前にお茶碗を置いて亭主に「頂戴します」の挨拶をしてお茶をいただきます。

 表千家では、お茶をいただく前にお茶椀を手前に2度回し、いただいた後は
 飲み口を指で拭って清めて、奥に2度回してお茶碗の正面を元に戻します。

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★最初は皆さん少し緊張気味でしたが、美味しいお茶とお菓子で緊張も取れたようでした。
 一通り終わったところで小休憩です。
 慣れない正座で足が痛くなっては大変なので足を伸ばしてもらいました。

★後半は銘柄の違うお茶をもう一服いただいてもらいお茶の飲み比べをしました。
 
 お坊さまも交代してまたお点前が始まりました。

 二服目のお菓子は栗の干菓子です。

 えびさわけいこからお茶席のお菓子について説明がありました。
  「落雁、金平糖など砂糖菓子のような乾いたお菓子を干菓子といいます。
   先程の菊の生菓子は主菓子といいます。
   練り切り、羊羹、お饅頭のような生菓子も主菓子になります。
   主菓子は濃茶の時に、干菓子は薄茶の時にいただくのが一般的です。」

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★前半に学んだことを生かしてお茶とお菓子をいただいてもらいました。
 先ほどと違うのは干菓子はお菓子器に黒もじが付いてないので手で懐紙に取ります。
 食べる時も手でいただきます。

 二服目のお茶を何も言わずにいただいてもらいました。
 飲んだとたん「苦い!!」と声が上がるお子さまもいました。
 そこで皆さんにお茶の感想を伺いました。

 えびさわけいからお茶の違いについて説明がありました。
  「実は一服目は濃茶にも使えるいいお抹茶で、
   二服目は薄茶用のちょっとお安いお抹茶でだったんです。
   いいお抹茶ほど苦味が少なくまろやかな味わいのお茶になります。
   濃茶は薄茶の2倍お抹茶を使うのでいいお茶を使います。」

 一服目の時には「苦い!!」という声が出なかったのでお子さまの正直な感想に驚きました!!。

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★お子さまは先生にご指導いただき順番にお点前の体験をしました。
 皆さん初めて触れるお道具ばかりなので、えびさわけいこも扱い方をのアドバイスをしました。 

★自分で点てたお茶を運んでお母さまにいただいてもらいました。
 茶道はお点前、作法を覚えることだけではなく
 お茶碗やお茶道具など物を大事に扱うことを身に付けることも大切です。

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★本日の感想や参加するきっかけを皆さんに伺いました。

 あるお子さまは大河ドラマの黒田官兵衛で千利休を知ってお茶に興味持つようになり、
 参加してくれたそうです。色んなことに興味を持って大切なことですね!!

 日本文化に触れてみたいと留学中の大学生の方もご参加いただきました。
 とっても感激してくれたのでこちらも嬉しくなりました!!

 先生からは大変うれしい感想をお聞きしました。
 小さなお子さまからご年配の方まで幅広い年齢層になりましたが、
 皆さんが相手のことを気遣ってとてもいい雰囲気の教室が出来てとても感激されたそうです。

 
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★最後にえびさわけいこから挨拶がありました。
  「小さなお子さまも最後までちきんと正座をしていて
   お話を聞いてくれたことにびっくりでしたがとっても嬉しかったです。
   たくさんの方に参加していただいて、とてもよい教室になりましたので
   春ごろまた開催出来たらと思うので、皆さんぜひご参加ください!!」

お子さまからご年配の方まで色んな年代の方がご参加くださり 
楽しい教室になりました!!
お作法の勉強だけでなく日本文化にふれる貴重な体験となりました。

※お茶席の作法教室の詳細な模様は「エビちゃん応援隊ブログ」をご覧ください。 
http://ameblo.jp/ebi-aruku/

皆さんに、食べることの大切さや、
みんなで食べる楽しさが伝わると嬉しいです。

えびさわけいこは、講義・講演だけではなく、
みんなで調理をし、食事をし、
実際に「食」に触れながら「」を考えていきます。

Fooding Japan 「料理教室」は、
エビちゃんこと「えびさわけいこ」(Fooding Japan代表)が
みんなにしっかり食べて元気になってもらいたい!!
食べ物の事、歴史や文化を知ってもらいたい!!
と、願って始めた「料理教室」です。

「Fooding Japan(フーディング・ジャパン)」は広く一般市民を対象として、
食育を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得する支援を行い、
健全な食生活を実践することが出来る人間を育てることを目的とする団体です。

※詳しくはこちらをご覧ください。
https://foodingjapan.org/

 

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